さてさて、今日も第二章「いくつかの質問とその答え」から、「魂とは何か?」という質問に対しての回答を読んでいきます。
『秘教心理学』第二章 いくつかの質問とその答え(p.76-87)
魂のパーソナリティーは、愛を体現するものになるように意図されている。その愛は、知的に用いられ、その愛ある知性を表現するのに役立つ「魅力的な」形態を生み出す愛である。魂もまた、聖なる目的つまり意志を体現するものになるように意図されている。その意志は、創造的な愛の力によって生み出される偉大で創造的な仕事において知的に用いられる意志である。
p.76
以前にも述べたように、真の第一光線タイプはまだ転生していない。その主要な効力は鉱物王国に見られ、第一光線の神秘を解く鍵はラジウムに見ることができる。
植物王国においては、第二光線が特に活発であり、とりわけ花々の磁力的な魅力を生み出している。(中略)
第三光線は、動物王国に特に関係し、高度な飼育動物に見られる知的な活動へと向かう傾向を生み出している。
p.78-79
- 第一光線──鉱物王国──ラジウム
- 第二光線──植物王国──花の磁力的な魅力
- 第三光線──動物王国──ペット(🐶🐱)
神の欲求は愛と知恵の第二光線を通して表現される。欲求という言葉は、物質的なものを渇望し、感覚性質を満足させてくれる快楽を切望する人類の傾向全体を意味するものとして誤って使われてきた。その言葉は、パーソナリティーを満足させる諸条件を示すものとして用いられているが、結局のところ、欲求とは本質的には愛である。この欲求は、引きつける力として、そして愛するものを自分とその影響範囲に引きつける能力として表現される。
p.79
基本的な七つの光線の一つは調和の原理を自ら体現している。この調和の第四光線はすべての形態に、美を作り出すものを与え、三つの主要光線の世界である原因の世界から発せられるあらゆる影響力を調和させるために働いている。この美と芸術と調和の光線は、形態を通して組織するという特質を生み出すものである。それは結局のところ、数学的な正確さの光線であって、大勢の人々が考えているような、芸術家の光線ではない。芸術家は、技師や医者や主婦や音楽家がそうであるように、あらゆる光線に見られる。私はこのことを明確にしておきたい。というのは、この問題に関して多くの誤解があるからである。
p.83
第四光線は、いわゆる「芸術家」だけのものではない。
リストに「主婦」が入っていることにも納得。毎日家事をこなし、栄養バランスのよい献立を考え料理をするのにも「数学的な正確さ」や美的センスは必要ですもんね。
今日は読み始めから10分くらいボーッとしていて、ただただ活字を目で追っていましたが、ある瞬間から書かれていることがスッと脳に染み込んでくる感覚がありました。特に最後の引用文は読んですっきり。
ではまた明日!