『魂の光』第一の書 スートラ20(p.54-)
エネルギー、記憶、瞑想、正しい知覚につながる信念を通して、サマーディを成し遂げ、純粋な霊の識別に達するヨギたちもいる。
その他の者は、信念、活力、記憶、観想、洞察を通して、このアサムプラジュニャータ・サマーディ(識別なき三昧)を得ることができる。
先述したヨギたちの場合、知覚は現象界に限定されていたが、私たちはその知覚によらずに、メンタル知覚、アストラル知覚、肉体感覚の三界を理解することができない。凝結を引き起こすエネルギーと、物質界に結果をもたらす思考という原動力にヨギは接触し、それを知るのであるが、ここで彼は自分自身をさらに霊的かつ精妙な領域に移行させて、自己が(真の性質としての自己が)知覚し知るものを認識するようになる。
p.55
「焦点化する能力」の五つの段階
- 信念
- エネルギー
- 記憶(正しい留意)
- 瞑想
- 正しい知覚
やっぱり『魂の光』は難しい。一方、こちらはシンプルな解説で、分かりやすい。
これらは、第二部でパタンジャリがさらに詳しく論ずるヨーガの修練法の一部である。簡単に言うと、そこには信念、あるいは少なくとも勇気がなければならない。強くなければならないし、二度と世俗のわだちに落ち込まないように、自分の犯したすべての過ちと、学びとった教訓をいつも忘れないようにしなければならない、ということだ。
『(新版)インテグラル・ヨーガ』p.79
ではまた明日。