『魂の光』第三の書 スートラ43(p.337)
光を覆い隠しているものが取り去られたとき、思考原理の変異から解放された大離身(大脱身)と呼ばれる状態が生じる。これがイルミネーションの状態である。
身体の外にあって【マハー・ヴィデハ、大脱身】〔身体によっては〕確認できない想念波動にサンヤマを施すことによって、真我の光を覆う面紗(ヴェール)が破壊される。『インテグラル・ヨーガ』
このスートラが表現しようとしている考えは二つある。
一つはマインドのイルミネーションを妨げる覆いについてであり、もう一つはその覆いから自らを解放したときに達成される意識状態である。
光を覆い隠すもの(新約聖書でキリストは「ます」と呼んでいる)とは、変化し変動する様々な鞘つまり体である。
それらが変性され超越されたとき、神の光(神性の第二様相)が低位人間にみなぎり、彼はありのままの自分自身を知る。
イルミネーションが流れ入り、彼は自らが機能するときに用いる形態と自分が別のものであることを知る。彼の意識の中心はもはや形態にはなく、彼の意識は形態に偏極していない。
実際、肉体を離れた状態にあり、彼の意識は転生の外にいる者と同じであり、それ自身の界層での真の人間、つまり転生しない真の思考者の意識である。
p.338-339
このスートラが表現しようとしている二つの考え
- マインドのイルミネーションを妨げる覆いについて。
- その覆いから、自らを解放したときに達成される意識状態。
イルミネーション、カモーン。