『魂の光』第三の書 スートラ30,31(p.309-311)
喉センターに注目を固定させることによって、飢えと渇きを止めることができる。喉センターの下にある神経管に注目を固定させることによって、平衡が達成される。
喉の奥にサンヤマを施せば、飢えと渇きが止まる。
クールマ・ナーディ【喉の下方にある、亀の形をした精妙な菅】にサンヤマを施すことによって、瞑想の坐位の不動性が達成される。『インテグラル・ヨーガ』
生殖器官に養分を与えている仙骨センターのエネルギーはいずれ喉センターへと移行される。そのとき、想像過程が思考と音と言葉によって進められる。
飢えと渇きは欲求の二つの側面であるが、飢えは積極的、男性的、貪欲であるのに対して、渇きは消極的、女性的、受容的である。
この二つの言葉は、性的衝動の根底にある二つの大きな衝動の象徴にすぎない。これらの衝動が支配され統御されると、関係する器官の背後にある二つの大きなセンターのエネルギーが喉に持ち上げられ、飢えと渇きは秘教的な意味で止まる。
この二つの言葉は、ヨギがバランスをとらなければならない大きな相反する対をなすものの物質界での対応であり、太陽叢がその最高の機能を果たしているときにバランスがとれるということを覚えておくべきである。
アストラル界つまり欲求界において、熱誠家のアストラル体内で、このバランスをとる過程を完成させなければならない。
これは大きな戦場であり、それは人体において美しく象徴化されている。
三つの高位センター、低位の様々なエネルギー焦点、そしてアストラル界とその機能の象徴である太陽叢という中間センターが人体には備わっている。
この二つのスートラを一つのものとして読む理由がいま分かるであろう。なぜなら、それは二つで一つの完結する仕事について述べているからである。
p.310
「飢えと渇き」は、欲求の二つの側面。
- 飢え…積極的、男性的、貪欲
- 渇き…消極的、女性的、受容的
センターは人体に美しく象徴化されている。
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三つの高位センター
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中間センター(太陽叢)
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低位のエネルギー焦点
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今回はなんでスートラがまとまってるの?と思ったらそういうことね。二つで一つの仕事かー。
この時期は喉に意識を集中させるより、水分しっかり摂って渇きを止めましょう!