『魂の光』第三の書 スートラ29(p.302-309)
太陽叢と呼ばれるセンターに注目を集中させることによって、肉体の状態に関する完全な知識が得られる。
臍の神経叢(チャクラ)にサンヤマを施すことによって、身体の構造を知ることができる。『インテグラル・ヨーガ』
このスートラ では、このセンターを瞑想することで肉体の状態に関する知識が得られると述べられている。その理由は以下の通りである。
自らの情緒体と、それが物質界で機能するためのフォース・センターについて理解したとき、(肉体的、エーテル的に)自分であるものすべてが欲求つまりカーマの結果であることが分かり、輪廻転生の車輪に束縛しているのが自らの欲求であることが分かる。
そのため、ヨギは基本的な識別の必要性を強調するのである。この識別によってリアリティーとリアリティーではないものを選択する能力が発達し、正しい価値観が培われる。
その次が平静であり、それが発達したとき、感覚知覚の生命に対する嫌悪感が生じる。
欲求が人生において果たしている役割を熱誠家が理解できたとき、また自らの低位性質における問題の大部分がアストラル体つまり情緒体から生じることを認識したとき、そして欲求エネルギーが辿るプロセスの専門的な側面を把握できたとき、太陽叢の機能を理解し、移行と変性という大きな二重の機能を開始できるようになる。
彼は横隔膜よりも下にあるセンターのエネルギーを上にあるセンターに移行させなければならず、その過程においてそのエネルギーを変性し、変化させなければならない。
p.307
三つの主要センター
- ヘッド・センター──脳、松果腺と脳下垂体
- 喉──喉頭、声帯と口蓋、甲状腺
- ハート──心膜、心室、心耳、脾臓にも影響
四つの従属センター
- 太陽叢──胃
- 脾臓──脾臓
- 仙骨──生殖器官
- 脊柱基底──排泄器官、腎臓、膀胱
人生におこる多くの問題は、情緒性質に起因している。つまり、アストラル体や太陽叢。
あらゆることを感情を交えずに冷静に処理できるなら、大きな間違いを犯すことはなさそう。
太陽叢について正しく理解することで、この世の歩き方が安定していくのだと思う。