アリス・ベイリー読書マラソン!
今日は『秘教心理学・第一巻』第一部の第三章、「十の基本命題」を読んでいきます。
七つの光線理論における、全体の基礎となる「基本命題」が系統立てて解説されています。
『秘教心理学』第三章 十の基本命題(p.193-196)
- 唯一なる生命が存在する
- 七つの光線が存在する
- 生命・特質・外観が存在を構成する
- 七つの光線は七つの創造的なフォースである
- 七つの光線は七つの惑星を通して顕現する
- すべての人間が七つの光線のいずれか一つに属している
- 一つのモナド、七つの光線、そして無数の形態が存在する
- 進化の法則は、七つの光線の生命目的を具体化する
- 人間は自己実現によって発達する
- 個別化はやがてイニシエーションにつながる
各解説を、一部抜粋します。
3 生命と特質と外観、つまり、霊と魂と体が、存在するすべてのものを構成している。これらは存在そのものであり、それらには、成長し、活動し、美を現わし、大計画と完全に調和する能力がある。この大計画は七つの光線生命の意識に根差している
霊と魂と体が、存在するものすべてを構成している。
9 人類の進化方法は自己表現と自己実現である。この過程が完了したときに表現される自己は唯一なる自己つまり光線生命であり、達成される実現は神の啓示であり、顕現している世界の特質として、そして外観と特質の背後にある生命として表わされる。七人の光線生命、つまり七つの魂タイプは唯一なる生命の表現と見なされ、多様性は唯一なるもののヴィジョンと唯一なるものとの一体化の中で消滅する。
10 この実現を引き起こすために使われる方法は、個別化に始まりイニシーエションで終わる経験である。このようにして、生命・特質・外観が完全に融合し、表現される。
大計画を簡潔に述べたものということで、第三章はとても短い(全3ページ)です。簡潔といっても、もちろん難解ですね。
「自己表現」や「自己実現」というワードも、一般的に使われている意味ではないと思います。
というわけで、今回で「基礎」となる第一部が終わり、次回から第二部に入ります。