【読書マラソン 42日目】アイディアの問題、神の問題、不死性の問題『秘教心理学』

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毎日秘教本!アリスベイリー読書マラソン『秘教心理学』

3月3日!三位一体、三様相の日ですね。

今日の読マラは『秘教心理学』第二部第一章、「2 現在の光線計画と働き手たち」。

「アイディアの問題」「神の問題」「不死性の問題」の項を読んでいきます。

『秘教心理学・第一巻』p.237-246

【アイディアの問題】

結局のところ、世界政府の主要な課題はアイディアの賢明な使用法である。演説のパワーが感じられるのはこの統治の部門である。それは、宗教と教育の部門では文字や本のパワーが感じられるのと同じである。政治の分野では、大衆は演説者に揺り動かされる。ラジオの使用によって今のように人々が揺り動かされたことはこれまでになかった。偉大なアイディア──独裁制、共産主義、ナチズム、ファシズム、マルキシズム、国粋主義、民主主義に関する理論──が絶え間なく大衆の耳にやかましく繰り返され、様々な統治方法があちらこちらの思想家のグループによって、じっくりと検討したり、はっきりと考えたりする時間を与えずに、大衆に次々に提示されている。人種間の敵愾心は広がり、個人的な好みやイリュージョンが表現され、考えることのない人々を惑わせている。

p.235

アイディアとのこのような関わり合いを重ね、私たちの進化過程の背後にある偉大な概念が人間の意識に絶えず衝撃を与えるうちに、人類は、思考し選択し確実な基礎を建設する能力を発達させている。

p.235

【神の問題】

電気と光と生命という三つの言葉は神性を表わす言葉であり、それらを統合したものが神である。この三つが一つであることを経験において知ったとき、私たちは神を知る。その最も低い様相を私たちは現在用いており、私たちはそうであることにますます気づきつつある。光の第二様相は、電気的な現象を正しく理解することによって、今にも啓示されようとしている。

p.238

【不死性の問題】

数年のうちに、存在の永続性と永遠性の事実は、疑問の領域から確信の領域へと前進し、この問題はさらに解決されるであろう。肉体を捨てても、人間は意識のある生きた実在であり続けるということを誰も疑問に思わなくなるであろう。

p.239

人間は生命の高位表現と低位表現を結びつけることができるが、人々が(自分自身の中で)自分の高位様相と低位様相を結びつけたときに初めて、そうすることができる。これはすべての秘教的な訓練の目標の一つであり、またそうなるべきである。

p.241

ハイラーキーは仕事に集中し、計画を成功させるべくあらゆる努力を傾けている。世界奉仕者の新集団はさらに密接に統合されつつあり、彼らが行うべき仕事の計画は周到に立てられているとろである。ロンドンとニューヨークとジュネーブには彼らの活動の三つのセンターがあり、ダージリンと東京にはフォースが集められている。

p.242

また、犠牲を払うようにあなた方にお願いしたい。あなたの周囲にいる人々やあなたのいるグループにこれらの考えを伝えるために、時間、金銭、関心を捧げ、仲間の人々を目覚めさせてほしい。

p.243

毎日があなた方にとって新しい日になり、その日に新たな機会に出会うようにしなさい。自分自身のこと、自分の小さな悲しみや心配事や疑いを忘れて、行うべき仕事の火急性に集中し、統一と愛と無害性の信仰を広めなさい。

p.243

その動機がいかに誠実なものであれ、破壊と攻撃を行おうとするあらゆるグループとの縁を切りなさい。他のどのようなグループや組織とも争わず、「反」という言葉を使わない、建設的な目的のために働く働き手たちの側につくようにしなさい。

p.243

教えたり説得したり書くことができなければ、他の人々がそのようにできるよう、あなたの考えとお金を与えなさい。他の人々が大計画のために自由に働くことができるよう、あなたの空いている時間を与えなさい

p.243-244

今日はちょっと抜粋したい引用文が多くて、いつもより長くなってしまいました。

特に「不死性の問題」の項では、自己犠牲や与えることの重要性が繰り返し書かれていて、日常生活の指針となる実践的な内容かと思います。

それではまた明日!




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