【読書マラソン 94日目】第一の書 スートラ32/一点への集中と継続『魂の光』

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『魂の光』第一の書 スートラ32(p.88-90)

障害とそれに付随するものを克服するためには、何か一つの真理(つまり原理)に対して強烈に意志を適用することが必要である。

一つの対象に集中して修練を行なう【あるいは、一つの技術を用いる】ことが、障害とその随伴症状を防ぐ最良の方法である。

ヨガを志す熱誠家はここで、平安を達成して目標に到達するための七つの道があることを心に留めておくとよいであろう。この七つを次に挙げるが、それぞれが前述の七つの障害に関係している。

p.88

障害 克服法 スートラ
1 肉体的無能 健全で穏やかな生活 第一の書・スートラ33
2 知的惰性 生命フォースの統御 第一の書・スートラ34
3 間違った疑問 一点に集中した思考 第一の書・スートラ35
4 不注意 瞑想 第一の書・スートラ36
5 怠惰 自己訓練 第一の書・スートラ37
6 平静の欠如 正しい分析 第一の書・スートラ38
7 誤った知覚 イルミネーション 第一の書・スートラ39

このような誤った状態を正すことはヨガの初期段階では非常に重要であるため、『第一の書』ではそれらが重視されているのである。

しかし、障害とその対処法を理論的に理解していも、強烈な意志をもって対処しなければあまり役に立たない。継続的にしっかりと忍耐強く意志をマインドを通して機能させるよう努力することによって初めて、熱誠家は闇から光へと、死の状態から不死へと移行できるのである

p.89

ひとつのことへの集中と継続。

いろんなことに中途半端に手をつけても何事もうまくいかない。

けれど、あれこれ試してみないと自分が集中すべきものがなんなのかも分からないとも思うし。

迷いなく生涯を捧げる対象に出会えたとしたら、それほど幸せなことはない。

ではまた明日。




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