『魂の光』第一の書 スートラ33(p.91-92)
チッタ(マインド・スタッフ)の平安は、同情を抱き、優しくし、揺るぎない目的を抱き、苦楽やあらゆる形の善悪に対して平静になることによってもたらされる。
他の幸福を喜び、不幸を憐れみ、他の有徳を欣び、不徳は捨てる。そうした態度を培うことによって、心は乱れなき静穏を保つ。『インテグラル・ヨーガ』
このスートラは、物質界において経験を積み、脳意識を活用する肉体について述べている。この体は他のあらゆる客観的な形態へと向かう傾向があり、(それが邪悪な状態にある場合は)物質的な対象に容易に引きつけられがちである。どのような性質の対象に引きつけられるかは、経験を積みつつある魂の進化段階によって決まる。
p.91
同情とは他のすべての巡礼者たちとの関係、つまり自然の第四王国に対する関係に関するものであり、優しさは動物との、つまり第三王国との関係に関するものである。揺るぎない目的は私たちの惑星ハイラーキーとの関係に関するものであり、平静は低位我が示すあらゆる反応に対する私たちの態度に関するものである。
p.91
肉体は以下のものを表現するための媒体
- 同胞への援助
- 動物王国に優しく接すること
- ハイラーキーと接触して物質界で奉仕すること
- 欲望や感覚に訴えかけるあらゆる形態に対して平静になること
一方、『インテグラル・ヨーガ』では、人生で「四つの錠前」と出会ったなら、「四つの鍵」を使って開けろと書いてある。
四つの錠前
- 幸福な人
- 不幸な人
- 有徳の人
- 不徳の人
四つの鍵
- 友愛
- 同情
- 喜び
- 無関心
これがとてもシンプルで分かりやすかった。
今までで読んできたなかでも特に実践的なベストスートラ!
マイフェイバリットスートラ!
幸福な人に出会ったなら、幸福の鍵を使う。
不幸な人に出会ったなら、同情の鍵を使う。
有徳の人に出会ったなら、喜びの鍵を使う。
不徳の人に出会ったなら、無関心の鍵を使う。
つまり、幸福な人に会っても妬むことなく、祝福する。
不幸な人がいたら、優しく接する。慈悲深く、援助する。
有徳な人には、その出会いを喜び、良いところをお手本にする。
不徳な人に対しては、相手を変えようとせずに距離を置く。
こんな生き方、素敵やん…?
肉体という媒体を通してこの生涯で表現していきたいっすね。
(最後は秘教っぽく。)