今日の読マラは、第一の書、スートラ5。
ここで、全体像を確認。『パタンジャリのヨガ経典』の200近くあるスートラは、四つの部門に分けられています。
『魂の光』 | 『インテグラル・ヨーガ』 |
第一の書 合一の問題 | サマーディ・パダ(三昧部門) |
第二の書 合一へのステップ | サーダナ・パダ(実修部門) |
第三の書 合一の達成とその結果 | ヴィブーティ・パダ(成就部門) |
第四の書 イルミネーション(啓明) | カイヴァリヤ・パダ(絶対部門) |
『魂の光』
第一の書 合一の問題
- 高位性質と低位性質の定義
- 障害とその除去に関する考察
- ラージャ・ヨガ体系の概要
テーマ:移ろいやすいサイキック性質
第二の書 合一へのステップ
- 五つの障害とその除去
- 八つの方法の定義
テーマ:達成の方法
第三の書 合一の達成とその結果
- 瞑想とその段階
- 瞑想の二十三の結果
テーマ:魂の能力
第四の書 イルミネーション(啓明)
- 意識と形態
- 合一つまり一体化
テーマ:孤立した統一
『インテグラル・ヨーガ』
- サマーディ・パダ(三昧部門)…ヨーガの理論と、実修の最高段階のサーマディ(内的観照)。
- サーダナ・パダ(実修部門)…より実際的、八支分のうちはじめの五支が説明。
- ヴィブーティ・パダ(成就部門)…ラージャ・ヨーガの最終的な三つの内的段階の論述、修習者に現われる力と成就のすべて。
- カイヴァリヤ・パダ(絶対部門)…より宇宙哲学的な視点から論じるヨーガ。
『魂の光』第一の書 p.31-32
5 マインドの状態には五種類あり、快楽か苦痛を免れない。つまり、苦痛であるか苦痛ではないかのどちらかである。
5 心の作用には五種類あり、それらは、苦痛に満ちたもの(煩悩性のもの)、あるいは苦痛なきもの(非煩悩性なもの)である。
原典には「快楽」という言葉は出てこない。そこで述べられている考えはより厳密なものであり、通常は「苦痛ではない」と翻訳される。とは言え、その根底にある考えは認識への障害物であり、それは相反する対をなものによって引き起こされる。このスートラでの考察の対象がチッタつまりマインド・スタッフであり、移ろいやすさと活動が支配的な要素である限り、それは変異するということを覚えておかなければならない。ここで言う低位サイキック性質がアストラル的つまり情緒的な反応だけではなく、オカルト的には低位マインドの作用にも適用される言葉であるという事実を忘れるべきではない。低位性質におけるすべての活動がカーマ・マナスの結果、つまり感情に色づけられたマインド、低位人間の欲求意志の結果である。
p.30
うーん、わかるようなわからないような……。
今日のところはさーっと走り抜けときます。