アリス・ベイリー読書マラソン!
今日は第二部第一章、「2 現在の光線計画と働き手たち」から。
『秘教心理学・第一巻』p.224-234
この論文の教えが意図する目的を達成するためには、オカルトの通則と普遍的な概念の中に、この論文を実践的に役立つものにし、実生活に応用できるものにする緊急かつ最優先の関心事が含まれていることが不可欠である。
p.225
したがって、七つの主要なフォースの線に沿った様々な活動に従事していた、世界の働き手たちからなる七つのグループ──大計画における彼らの役割は彼らの光線によって決まる──に代わって、大師方とその弟子たちと見習いの弟子たちは三つの主要な区分にグループ分けされた。それは、人間の進化における政治と宗教と教育という三つの部門を十分に役立つものにするためであった。
p.226
- 第一の部門 政治(第一光線)
- 第二の部門 宗教(第二光線)
- 第三の部門 教育(第三光線)
第一の部門 政治
この分野で計画された仕事の目的は国際意識の発達と確立であった。これは力と意志、および、統治の線に沿った、つまり第一光線の線に沿った努力であった。組織化の分野で働いている弟子たちと熱誠家たち、理想家たちの集団がこの仕事に組み込まれ、第七光線と第六光線の働き手たちにも協力が要請された。したがって、いくつかのグループがこの仕事で一つのグループにまとめられた。
p.227
第二の部門 宗教
この部門が目指すものは、リアリティーの性質についての普遍的な理解を確立し、霊的な意識の成長を促すことである。宗教間の相違はいくつかの点において、橋渡ししたり癒したりするのが最も困難なものであるが、ハイラーキーのこの部門では、実際的な進歩を遂げてきた。今日、世界中の非常に大勢の人々が宗教の同胞関係を根本的に信じている。
p.231
第三の部門 科学
この線に沿う働き手たちは、人間の意識を拡大し、触知できる世界と触知できない世界を統合させるために、人間の視野を拡大するという目標を定めた。これによって、人類は新しい主観的な世界に足を踏み入れ、新たな認識状態を理解するであろう。このような発展を引き起こすのは、教育と科学と心理学の分野の働き手たちである。
p.232
- 政治の部門…第一光線、第六光線、第七光線
- 宗教の部門…第二光線、第四光線
- 教育の部門…第三光線、第五光線
仕事は人間の思想と活動に関する三つの領域で進められているが、その最終結果は統合を生み出すための一つの方向づけられた努力であり、まだ詳細を述べることができないほどの驚嘆すべき出来事の啓示への大きな準備になる動きである。
p.233
人類に光が注がれることによって、人類の生活状態が変わり、世界的な出来事に対する見方が変わり、新時代が幕開けされるであろう。新時代の特徴は、グループの統合と協力に関する才能と新しい知的能力である。この知的能力がマインドの方向転換につながり、マインドは二つの方向で同じように容易に機能できるようになるであろう。マインドは、顕現している形態の世界に向きながらも、統合と統一と霊の内的世界にも向くことができるようになる。
生活に対する態度が新たなものになり、より優れた価値観が明らかになるであろう。というのは、生活がこれまで知られていなかった意味を持つようになり、その意味を解釈することで私たちの日常の経験が豊かになるからである。
p.234
最後の引用文には、特に希望を感じるような内容が書かれていますね。
「より優れた価値観」というのものを明らかにして、日々豊かに生きていきたいです。
明日また続きを読んでいきます。