『魂の光』第一の書 スートラ35(p.94-95)
マインドは、感覚知覚に関係する様々な形の集中によって安定させることができる。
あるいは、微妙な感覚的知覚に対する集中が、心の不動をもたらす。『インテグラル・ヨーガ』
ここでは、「恵み深い平安」に呼ばれたものを生じさせる開花と統御の方法について述べられている。正しいグループ関係とリズムのある生き方によって人間の媒体つまり鞘の平静が達成される状態が生まれ、そうすることで低位人間は高位の霊的人間を十分に反映できるようになることを私たちは見てきた。
私たちは今、ラージャ・ヨガ哲学のいくつかの側面に触れており、このスートラを理解する鍵は無執着という言葉にある。熱誠家は(感覚的な接触を行い、五感を介して現象界に触れるときに)次第にますます傍観者の立場をとるようになる。その結果として、彼の意識は感覚媒体の領域から「肉体に住む者」の領域へとゆっくりと移行していく。
p.94
意識を鼻の先や舌、口蓋などに集中することによって心を安定させる方法。
鼻に集中すると香りを感じ、舌に集中すると味覚を感じる。そして、感覚を通して意識が広がっていく。そんな感じかな。
引用の続き。
熱誠家は(感覚的な接触を行い、五感を介して現象界に触れるときに)次第にますます傍観者の立場をとるようになる。その結果として、彼の意識は感覚媒体の領域から「肉体に住む者」の領域へとゆっくりと移行していく。
p.94