【読書マラソン 163日目】第二の書 スートラ50/プラーナの正しい統御は外的なもの、内的なもの、そして停止からなる『魂の光』

シェアする

『魂の光』第二の書 スートラ50(p.225-230)

プラーナ(生命の流れ)の正しい統御は外的なもの、内的なもの、そして停止からなる。それは場所と時間と数に左右され、また長くなったり短くなったりする。

気息の変化〔ヴリッティ〕は、内向的・外向的・静止的のいずれかである。それらは時間と部位と数によって調整され、また長・短のいずれかである。『インテグラル・ヨーガ』

これは理解するのが非常に困難なスートラであり、肉体のフォースの統御に付随する危険性のために、その意味は意図的に難解にされている。ここで述べられているアイディアと教えは三つの部分に分けることができる。

I 肉体(濃密な体とエーテル体)の生命の流れを、外的に、内的に、そして停止によって統御する。これは以下のものに関係する。

  1. 呼吸器官と呼吸の使用
  2. 生命の空気(ヴァイタル・エアー)とその放射
  3. センターとその目覚め
  4. クンダリーニの火と、脊柱に沿ってのその正しい上昇

II 占星学的な意義と、その人と惑星その他のグループとの関係。「場所、時間、数」という言葉が意味しているのはこのことである。

III イルミネーションの過程と、高位の印象づけに脳を経由して肉体人間の反応を喚起すること。濃密な物質界とエーテル・レベルの意識に直接関係しない最後の四つのヨガの方法に取り組む前に、エゴの声に反応し、静かで受容的になるこの能力を獲得しなければならない。

p.226

うん、わからない。

困ったときの『インテグラル・ヨーガ』

パタンジャリによると、プラーナヤーマには三つの型がある。

それは“バーヒャ・ヴリッティ”、“アビヤンタラ・ヴリッティ”、“スタンバ・ブリッティ”、つまり吸息と呼息と保息である。

普通、プラーナーヤーマでは、簡単で安全な、息の内部保留(息を吸ってから止めること)だけを教える。

そしてその効果を経験してから、外部保留(息を吐いてから止めること)をする。

パタンジャリは、それらは“デーシャ”・“カーラ”・“サーンキャ”つまり時間・部位・数によって変化がつくと言う。

“部位”というのは呼吸するときに意識を置く場所、つまり脊椎の付け根であるとか、その中ほどとか上部とかいう意味である。

“時間”というのは、息の保留の長さである。

“数”というのは、息を取り入れながらあるいは吐き出しながら数える数、また、息を止めている間に数える数のことである。

『(新版)インテグラル・ヨーガ』p.262

メモ

  • 場所、部位(カーラ)…呼吸のときに意識を置く場所。
  • 時間(デーシャ)…息の保留の長さ。
  • 数(サーンキャ)…呼息、吸息、保息の間に数える数。

今回はいつも以上に難解キャンディーズだった。

ここで朗報。1977年に出版され、今は絶版となっていたOSHOの『存在の詩』が、『インテグラル・ヨーガ』の、めるくまーるさんより待望の復刊!

赤坂も早速注文しました。

必読本がたまっていくーーー。




赤坂サガスのfacebookページ

いつもシェア&いいね!有難うございます。

シェアする

トップへ戻る