『魂の光』第二の書 スートラ10(p.149-152)
この五つの妨げを精妙な意味で知ったとき、それとは反対のメンタル的な姿勢をとることで、それらは克服できる。
これらの障害が微かな状態であるときは、原初の原因【自我】に立ち戻ることにより破壊できる。『インテグラル・ヨーガ』
「精妙な意味で知ったとき」という言葉は「内なる人間が認識したとき」と意訳することができ、その言葉の背後にある考えはドゥヴィヴェディによる次の注釈にうまく説明されている。
「混乱」の性質を述べた後に、著者はそれを抑える方法を示している。
それらは精妙なものと粗雑なものの二種類に分けられる。前者は印象という形で眠った状態で存在し、後者は具体的にマインドに影響を与えるものである。
前者はそれを支えるもの全体、すなわち思考を支配することによってのみ完全に抑えることができるのである。
p.149-150
- 精妙なもの…印象(眠った状態で存在)
- 粗雑なもの…具体的マインドに影響を与える
無知(アヴィディヤ)は真のヴィディヤつまり知識に取って代わらなければならず、よく知られているように、この第四惑星の第四環期における第四人種では、四つのヴィディヤと四つの高貴なる真理と四つの基本的元素が、この知識に関して得られるすべてである。
p.150
ヒンズー哲学の四つのヴィディヤ
- ヤジュナ・ヴィディヤ…宗教儀式
- マハヴィディヤ…魔術に関する偉大な知識
- グヒヤ・ヴィディヤ…マントラムの科学
- アートマン・ヴィディヤ…真の霊的な知恵
この五つの妨げを精妙な意味で知ったとき、それとは反対のメンタル的な姿勢をとることで、それらは克服できる。
「五つの妨げ」のおさらい。
それでは、今日も良い一日をお過ごしください。
「メンタル的な姿勢」で生きるぞー。