『魂の光』第一の書 スートラ51(p.123-124)
この知覚状態それ自体も抑制した(つまり、超越した)とき、純粋なサマーディが達成される。
この印象さえも拭い去られるとき、あらゆる印象が完全に払拭されて、そこにはニルビージャ・サマーディ【種子のない三昧】がある。『インテグラル・ヨーガ』
偉大なる教師パタンジャリは、「種子のある」瞑想から、感覚とマインドが超越される状態に至るまで、拡大する意識の様々な段階へと私たちを導いてきたが、ここでは私たちにはそれを表わす適切な用語のない状態について述べている。
p.123
ここに来てようやくパタンジャリは、最高のサマーディについて述べる。リタムバラー・プラジュニャーをもってしても、微妙な心は残っている。そこにはまだ、プラジュニャーすなわち叡智と、その叡智の保持者という分離がある。
「私は〈神〉を悟った」というかすかな思いさえ消えてしまわねばならないのだ。そのときあなたは完全に自由となる。種子のない三昧の達成である。あなたはもはや死も誕生もない。自らの不滅性を悟っているからだ。
『(新版)インテグラル・ヨーガ』p.135-136
ひとまず、「第一の書、合一の問題」読了。
「第一の書」を振り返って、お気に入りのスートラはやっぱりこれ。
【スートラ33】チッタ(マインド・スタッフ)の平安は、同情を抱き、優しくし、揺るぎない目的を抱き、苦楽やあらゆる形の善悪に対して平静になることによってもたらされる。
明日から『魂の光』は「第二の書、合一のステップ」へ。
『インテグラル・ヨーガ』は「第二部、サーダナ・パダ(実習部門)」に入っていきます。
追伸!
しばらくアマゾンで在庫が切れていて中古13000円というアホな値がつけられていた、『(新版)インテグラル・ヨーガ』が入荷したみたいです。現時点で残り6冊。
定価は(本体2,200円+税)ですよー。