【読書マラソン 47日目】植物王国『秘教心理学』

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毎日秘教本!アリスベイリー読書マラソン『秘教心理学』

今日の読マラは植物王国。人間による森林破壊や、アカシックレコード、菜食主義者の話も出てきますよ。

『秘教心理学・第一巻』p.294-315

【生命・放射・磁力】

すべての元素がとる五つの形への一点集中した瞑想によって、全元素を支配することができる。五つの形とは、粗雑な性質、原初の形態、特質、浸透性、基本的な目的である。

p.297

各王国では二つの光線が優勢であるが、植物王国では三つの光線が支配している。というのは、植物王国は(独自の線に沿って)他の王国よりも進化を遂げているからである。

p.300

【自然王国の五つの秘密】

五つの自然王国それぞれに一つの秘密がある。これらの秘密は人間の進化と全体との関係に関するものであり、それらは五つのイニシエーションのときにイニシエートに明かされる。

第六光線が影響力を揮った時代であるパイシス(魚座)時代の末期に、一つの重大な象徴的出来事が頂点に達した。それは世界中の森林が世界的な規模で荒廃したことである。至るところで人間の需要を満たすために森林が犠牲にされている。このようにして、イニシエーションの準備ができた植物生命形態が火の影響下へともたらされた。

p.302

アカーシャの記録を読もうとする人々、アストラル界で罰を受けずに働こうとする人々、アストラル光に反省されている出来事を正しく読み取ろうとする人々は、否応なしに例外なく、厳格な菜食主義者でなければならない。菜食主義者が厳格な菜食の必要性を主張する背景にはこのような古代アトランティス時代の言い伝えがあり、これがこの主張に力と真実味を与えている。この賢明な規則を遵守できないことが、現在の多くの心霊能力者たちがアストラル・レコードやアカーシャの記録を誤って解釈する原因になっており、過去世についてのでたらめな間違ったリーディングを生み出している。十年間の厳格な菜食を実践してきた人だけがいわゆる「アストラル光の記録」と呼ばれているものに関わることができる。

(中略)

しかし、菜食の目的がこの奉仕分野で働くことでないならば、菜食の規則を守るか否か、菜食を実践すべきかどうかという議論は、たいていの場合は無益であり、実際に重要なものではない。永遠なる真理という観点から見た場合、人が何を食べ、何を身につけるかは、凝り固まった狂信者の観点とは非常に異なった意味で見られる。

p.304

【惑星と自然王国】

秘教を学ぶ人々には不思議に思えるであろうが、植物王国においては金星の影響が優勢である。金星と木星が共に、この形態の世界に強力な影響を与えている。

p.309

メモ

【惑星と王国の関係】p.309

1 鉱物王国 冥王星・ヴァルカン
2 植物王国 金星・木星
3 動物王国 月・火星
4 人間王国 水星・土星
5 魂王国 海王星・天皇星
6 この五つの王国を統合するもの 太陽

人類は魂の二つの様相──動物魂と神聖な魂──の表現であり、この二つが人間の中で混合され融合されることで、人間の魂になる。この事実こそ、人間の特殊な問題の原因であり、この二つの要因が、動物魂の昇華を通して神聖な魂の解放をもたらす長期にわたる葛藤に人間を巻き込む。

p.312

今日私たちが理解しているような苦痛や苦悩という問題はすべて、相反する対をなすものの認識に付随するこの意識に関係している。動物も苦痛を感じるが、すべてが肉体的、感覚的な苦痛である。人間が感じる苦痛は肉体と感情だけでなく知性においても感じられる。この知的な苦痛は、低位マインドのいくつかの様相──予期、記憶、想像力、心象化の能力、後悔、神聖なものに達したいという生来の衝動──が人間の内に発達したためである。この神聖なものに達したいという生来の衝動が喪失感や失敗感をもたらすのである。

p.314

今日もちょっと長くなってしまいました。

鉱物、植物ときて、明日は動物王国に入っていきます。

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