『魂の光』第三の書 スートラ17(p.269-273)
音(つまり言葉)、それが表わすもの(つまり対象)、体現された霊的本質(つまりアイディア)の三つは通常、知覚者のマインドの中で混同されている。この三つの様相への集中した瞑想によって、あらゆる生命形態が発する音についての(直観的な)理解が生じる。
普通は、語と、その意味と、その語の表象内容が重なり合っているために、混乱が生ずる。いかなる生類により創られた言葉【音】でも、それにサンヤマを施すことによって、それが意味する知識を獲得することができる。『インテグラル・ヨーガ』
I | II | III |
霊的本質 | 音つまり言葉 | 対象 |
霊 | 魂 | 体 |
プネウマ | サイキ(プシュケ) | 形態 |
父(シヴァ) | 子(ヴィシュヌ) | 聖霊(ブラフマ) |
モナド、唯一なるもの | 宇宙キリスト | 生命と転生の媒体 |
永遠なる意志と目的 | 永遠なる愛と知恵 | 永遠なる活動と知性 |
唯一なる偉大な息 | アウム(AUM) | 様々な世界 |
生命 | 意識様相 | 活動様相 |
統合するエネルギー | 引きつけるフォース | 物質 |
第一様相 | 第二様相 | 第三様相 |
これらの様相の違いについて集中した瞑想を行うことによって、やがて沈黙の声が聞こえるようになり、人間自身の第二様相との接触が起こる。
そして、自分自身が「肉となった言葉」であることを知り、自分自身がアウム(AUM)であると認識するであろう。
これが起こったとき、人類家族の他の単位の内にある言葉も聞くようになり、すべての自然王国のすべての形態から発せられる音の認識に目覚める。
魂の領域が彼の前に開かれるようになる。そして、四つの王国すべての音を認識したとき、彼は自分自身が大師であることを知る。魂の知識と、三界のすべてのものの魂に働きかける能力はアデプトに特有の特徴である。
p.273
今回のスートラは、「第三の書」のなかで最も重要なスートラの一つだそうで、瞑想過程を理解するためのカギを握っていると言う。
相変わらず僕には難解だが、3回読んでみて「これは超重要なことが書かれている……!」というところまでは理解できました。えらい。
要は、言葉の意味はよくわからんがとにかくすごい内容だ。(キン肉マン)
アーウムーーー!
はじめに言葉があった。
言葉は神と共にあった。
言葉は神であった。
万物は言葉によって成った。
良い連休をお過ごしください。アウムアウム。