『魂の光』第二の書 スートラ39(p.207-208)
貪欲さが完全になくなったとき、再生誕の法則が理解される。
不貪(アパリグラハ)が確立されたとき、自らの誕生の様相と根拠について、全き智慧がもたらされる。『インテグラル・ヨーガ』
このスートラは、霊を転生へともたらすのは何らかの種類の形態への欲求であるという偉大な教えを明快な言葉で述べている。
無欲になったとき、三界はもはやヨギを引き止めることはできない。
私たちは、欲求の炉の中で、物と経験と形態生命への切望の炉の中で自分自身の鎖を鍛造しているのである。
満足感が培われ、満足したとき、徐々にこの鎖は外れ、新たな鎖が作られることもなくなる。
私たちがイリュージョンの世界から自分たちを解放していくにつれて、ヴィジョンは明瞭になり、存在と生存の法則が明らかになり、私たちはそれを少しずつ理解していく。
生命がなぜどうして存在するのかが分かるのである。
p.207
欲求がなくなることで、肉体を纏ってこの世に再び転生してくる必要がなくなる。そして、生命の法則を理解する。
無欲になるのはいつの日か。