『魂の光』第二の書 スートラ46(p.219-221)
安定した楽な姿勢でいなければならない。
アーサナ〔坐法〕は、快適で安定したものでなければならない。『インテグラル・ヨーガ』
西洋の人々はこのスートラを完全に肉体に関するものと解釈してきたため、非常に大きな問題が生じてきた。これに肉体に関する意味があることは確かであるが、三つの低位性質に関連づけて理解するならば、次のように言えるかもしれない。
つまり、このスートラは、瞑想中の安定した不動の肉体の姿勢、この世での生活を送る上でのアストラル体つまり情緒体の堅固で安定した揺るぎない状態、完璧に統御され動揺することのないしっかりとしたマインドについて言及したものであると。
この三つのうち最も重要ではないのが肉体の姿勢であり、肉体の存在を最も早く忘れることのできる姿勢が最良であると言えるかもしれない。
p.219
このスートラは、以下について言及したものである。
- 瞑想中の安定した不動の姿勢。
- 日常生活を送る上での安定したアストラル体の状態。
- 完璧に統御されたマインド、メンタル体。
- レムリア時代の弟子は肉体を統御することを学び(ハタ・ヨガ)、
- アトランティス時代の弟子は情緒体を統御することを学び(バクティ・ヨガ)、
- アーリア時代の弟子はメンタル体を統御することを学び(ラージャ・ヨガ)、
- このようにして、パーソナリティ全体が征服され、人類の変容が起こる。
すべての「からだ」の姿勢をコントロールしていこう。強くて柔らかい、心と身体を。