【読書マラソン 23日目】自らの生活を時代の必要と人類への奉仕に合わせる『テレパシーとエーテル体』

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アリスベイリー読書マラソン『テレパシーとエーテル体』

今日の読マラは『テレパシーとエーテル体』ラスト!

「5.空間の性質」と「6.惑星生命──太陽系の一つのセンター」。いつもよりちょっとボリュームがあります。

『テレパシーとエーテル体』p.203-226

すべては空間の中に存在している──空間は、エーテル的である。そして、空間は実体である──オカルト科学ではこのように言われている。人間の栄光は、人間が空間を意識しており、この空間を神の生きた活動の場として想像できるという事実にある。

p.204

この──知ることのできないほど広大な──エーテル体は、それでもなお、性質に関して限定されており、能力に関して(相対的に言って)静的である。それは、私たちは完全には何も知らないが、知られざる実体のエーテル形態である一つの決まった形態を維持している。この形態に、秘教科学は「空間」という名前を与えている。それは、宇宙から原子に至るまであらゆる形態がその位置を占める固定した領域である。

p.205

天文における──宇宙、太陽系、惑星間の──関係すべての基礎になっているのは、空間における無数のエネルギー・センター間のこの磁力的な相互作用である。しかしながら、形態を磁力的、受容的、拒絶的、放射的にするのは「意識」様相であることを銘記しておきなさい。この意識は、大小のセンターを通して活力を吹き込み作用する実体の性質に応じて様々である。また、すべてのセンターに流れ込み、空間全体に活気づける生命が一つの実体の生命であることも銘記しておきなさい。

p.206

この偉大なる存在のセンターは、エネルギーの三角形、つまりより小さな様々なセンターを通して働いている。こうしたセンターの一つ一つが、三つの主要光線つまり主要エネルギーの一つによって活発な表現へともたらされる。

p.210

メモ

  1. 意志と力の光線──シャンバラ──第一のセンター
  2. 愛と知恵の光線──ハイラーキー──第二のセンター
  3. 活動的知性の光線──人間王国──第三のセンター

メモ

三つのセンターを統治支配する三角形△の各頂点

三角形

シャンバラ△

  1. 意識的な知的生命
  2. 意識的な知的かつ活動的な知恵
  3. 意識的な知的かつ活動的な創造

ハーラーキー△

  1. 愛ある知的な生命を代表するマヌ
  2. 愛ある知的な意識を代表するキリスト
  3. 愛ある知的な活動を代表するマハチョハン

人類△

  1. 世界の政府、政治、政治的手腕の分野
  2. 世界的な宗教
  3. 世界的な経済と金融の全体的な分野

秘教的に言えば、「物質」もしくは物質的という用語は三界のすべての形態を指している。一般の人々には、メンタル作用が生じるときに用いる媒体と、すべての想念形態が作られるものが、霊的な観点から見れば、物質であるということを理解するのは難しい。しかし、そうなのである。質料とは、──専門的に言えば、また秘教的に理解すると──実際には宇宙エーテル物質、つまり私たちの七つの界層の四つの高位界層を構成する物質である。

p.216

至るところにいる奉仕者──善意のある知的な人々──は、行うべき仕事を新たにはっきりと把握し、聖なる流れにおける「利己的な関心という遅らせる点ではなく、中継する経路」になることが極めて大切である。そのためにはヴィジョンと勇気が必要である。自らの生活を──毎日、すべての関係において──時代の必要と人類への奉仕に合わせるには勇気が必要である。他の人々のために人生の問題に取り組み、緊急時や必要時において自分自身の個人的な願望を抹殺し、首尾一貫してそうし続けるには勇気が必要である。

p.223

どのような時でも、装備がどのようなものであれ、どのような状況に置かれていても、弟子はあるがままの自分を受け入れなければならない。そうすることで、自分自身を、自分に関することを、自分の時間を時代の必要に従属させるようになる──グループ、国家、世界が危機に瀕しているときは特にそうである。自らの意識内でこのようにし、真の価値観に従って考えるとき、自らの個人的なことが整えられ、能力が増大し、自らの限界を忘れていることに気づくであろう。

p.224

以上、アリス・ベイリー読書マラソン『テレパシーとエーテル体』を一周しました!

理解をするのが難しい内容が多くを占めていましたが、今日の引用文では「他者のために自分自身の個人的願望を抹殺する」「あるがままの自分を受け入れる」といった、大変だけど今日から使えそうな人生のヒントもありました。

明日からまた、新しい秘教本で「アリス・ベイリー読書マラソン」スタートします。

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