自分の光線が何であるかを突き止めようとするとき、無意識のうちにどうしても自分の好みや願望をその判断に反映させがちである。人は自分が強い人間もしくは愛に満ちた人間であると思いたい。
そのため、自分は第一光線であるとか第二光線であると判断しがちである。このような好みや願望を判断に差し挟まずに、自分自身を客観的に見つめ、自分にはどのような美徳があり、どのような欠点があるかを見極めることで、自分がどの光線の影響を受けているか、そして存在する欠点を修正するためにはどのような美徳を習得するよう努力すればよいのかが分かるだろう。
ちなみに、長所よりも欠点と照らし合わせて自らの光線を考えたほうが、光線を特定しやすいようである。
土方三羊(著)『アリス・ベイリー入門(増補改訂版)』p.99
なるほど×3。長所よりも「欠点」のほうが、自らの光線を特定しやすい……。
確かに、自分の長所って自分ではよく分かりませんが、欠点であれば瞬時にいくつか(も)思い当たるわけです。
というわけで、シンプルに各光線の「欠点」のみピックアップ。僕も我が身を振り返って、該当する欠点がいくつか(も)発見できました。
各光線の「欠点」
第1光線
プライド、野心、強情、無慈悲、横柄、他人を支配したいという欲求、頑固、怒り。
第2光線
研究への過度の没頭、冷淡さ、他者への無関心、他者への知的限界に対する侮り。
第3光線
知的なプライド、冷淡さ、孤立、細部における不正確さ、うわのそら、頑固さ、利己主義、他の人々に対する過度な批判。
第4光線
自己中心的、心配性、不正確、精神的(道徳的)な勇気の欠如、激情、怠惰、浪費。
第5光線
辛辣は批判、狭量さ、横柄さ、根に持つ気質、同情心と尊敬心の欠如、偏見。
第6光線
利己的で嫉妬深い愛、他者に頼りすぎる、えこひいき、自己欺瞞、派閥主義、迷信、偏見、結論を早く出しすぎる、激しい怒り。
第7光線
形式主義、頑固、プライド、偏狭、皮相的な判断、自惚れに過度に耽溺する。
引用抜粋『秘教心理学・第一巻』p.257〜271
光線構造については何度かこのブログでも書いていますが、今回は欠点のみに着目して打ち込んでみました。
光線特有の美徳や、各光線の獲得すべき美徳については、(「私は何光線タイプ?」7つの光線の美徳と欠点)ほか、以下でも光線構造について記事にしています。