エソテリック・ヒーリング年間講座、最終回となる第12回目は「7種光線理論と『秘教治療』と連続講座・総まとめ」でした。
『秘教治療』は「7つの光線に関する論文」の一冊で、光線理論は秘教の肝となる超重要テーマです。
7種光線理論
1・3・7の法則
ひとつのエネルギー(太陽系の光線)が、いきなり7つの光線になるわけではなく、まず3つの光線に分かれ、そこから7つの光線に分けられます。
「1→3」「3→7」のプロセスを経て、7つの光線が生み出されていくのです。
第1〜3光線を、「様相(アスペクト)の光線」、第4〜7光線を「属性の光線」と呼びます。
それぞれの光線には異なった特質があり、人間の気質や性格に大きな影響を与えています。
各光線の特徴
様相(アスペクト)の光線
- 第1光線…意志と力。強さと勇気。怖いもの知らずの、生まれながらのリーダー。
- 第2光線…愛と知恵。知識と真理を求める。ヒーリングにもっとも適した光線。
- 第3光線…活動知性。哲学的、抽象的思考者。明晰な知性と集中力。
属性の光線
- 第4光線…葛藤と衝突。芸術家や音楽家に多い、美と調和の光線。
- 第5光線…具体的知識。科学と探求。細部にこだわり、鋭い知性がある。
- 第6光線…抽象的理想主義。宗教と献身。優しさ、ひたむきさ。個人的な感情が強い。
- 第7光線…儀式的秩序。魔術。あらゆる要素を秩序正しくしたい、組織化の光線。
各光線には、それぞれ美徳と欠陥があります。
たとえば第1光線は、「強さ・勇気・リーダーシップ」といった美徳がありますが、「無情・傲慢・強情」といった欠陥もあります。
光線そのものに優劣はありませんが、同じ光線であっても意識(波動)の状態によって、美徳が目立って表れる人もいれば、欠陥が強く表現されてしまう場合もあるのです。
また、奇数光線(1・3・5・7)か偶数光線(2・4・6)かで分類することもできます。
奇数光線は外向的で、外にエネルギーが向かうタイプ。偶数光線は内向的で内側にエネルギーが向かいます。
自分の光線について考察
講座中、神尾先生が「赤坂さんはきっと第◯光線」と、僕の光線を推測してくれました。
僕も自身の光線構造についてできる限り客観的に考えてみたとき、おそらく偶数光線タイプだと思っていたので、妙に納得してしまいました。
第◯光線の「美徳」をたくさん表現できるように精進したいです♪
ちなみに『マイトレーヤの使命(1)』には、砲丸投げや重量挙げの選手は「肉体」に第1光線を持つ傾向があるという記述もあり、もしかしたら「魂・パーソナリティ・メンタル体・アストラル体・肉体」のうち、「肉体」だけは第1光線の可能性もあるかも……?なんて考えたりしています。
こうやって自分自身や身近な人の光線構造について考察してみるのは楽しいものです。7つの光線の探究は、生きていく上で大きな価値がありそうです。
『アリス・ベイリー入門』に、光線構造についてこんな文章があります。
私たちのパーソナリティ、メンタル体、アストラル体、肉体の光線を決定するのは、私たち自身の魂である。魂は転生する際にその生涯で何を獲得し、何を表現し、どのような奉仕を行うことが必要であるかという判断に基づいてパーソナリティと諸体の光線を決定する。
したがって、私たちの諸光線が何であれ──つまり、好きな光線でなかったとしても──、それはこの生涯において私たちにとって最も必要なものであり、私たちに成長と奉仕の機会を提供してくれていることを忘れないでほしい。
また、周囲の人々の諸光線を見極めることも人間関係を円滑にするのに大いに役立つであろう。不思議なことに、自分自身の光線を判断するよりも他の人々の光線の見極めのほうが正確である場合がある。
というのも、自分自身よりも他の人々に対してのほうが、敵意や嫉妬心が強く働いていない限り、客観的になるのが容易だからである。もし他の人々の諸光線を見極めることに成功するならば、それらの人々が示す欠点に対しても寛容になることもでき、時には適切な助言を与えることもできるであろう。
土方三羊(著)『アリス・ベイリー入門』
光線構造をマスターすることで、円滑な人間関係や教育にも大いに役立てていけそうですね。
最後に。全体を通しての感想
2018年5月から1年間通った『エソテリック・ヒーリング年間講座』が無事に終わりました。
12回すべての講座が終わってみて、毎回北海道から飛行機が無事に飛んでくれたことや、体調を崩さず一回も休むことなく通えたことは本当に幸運でした。
この1年間で、難解な『秘教治療』を読み解くための下地が出来上がったと思います。秘教を誰よりも愛する神尾先生のハイレベルな講座によって、「絶対ムリ!」から、「いけるかも?」まで導いて頂きました。神尾先生、有難うございます。
エソテリック・ヒーリングの勉強を始めてから、「死」に対してのイメージが大きく変化しています。「死」の先にあるもの、「生」の前にあったもの。そのメカニズムを、体系的に学習することができたからです。
メンタル体を駆使し、見えない世界の構造を少しずつ理解するたびに、アストラルの霧が晴れ、見えなかった部分に光が射してくるのがわかります。回を重ね、「死」への理解が進むにつれて、「生」の意味も深く考えるようになりました。
小さなパーソナリティとしての自分を卒業し、より大きな自己(魂)として生きるために今どんな生き方を選択すべきなのか。それは世間でいう「成功」や「幸福」とは違う、自分だけの答えがあると思うのです。
講座の備忘録用に軽いノリで始めたこのブログ(赤坂サガス)も、最初の更新からもうすぐ1年。なんとか毎月、講座報告を書くことができました。
実は1回きりのネタの予定だった「アリスベイリーによろしく」も、今回で最終回。毎回、漫画の素材を見つけてきて、それを組み立てる作業に(無駄に)脳内メモリーを消費していたので、終わってちょっとほっとしています。
それでは、ひとまずこれで平成最後の投稿となります。最後までお付き合い頂き、ありがとうございました!