自然界の法則を超えた魂レベルの法則と規定『EH(秘教治療)年間講座』第11回目の報告

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アリスベイリーによろしく(第11話)

残すところあと1回となった、神尾学先生の「エソテリック・ヒーリング年間講座」。

第11回目のテーマは、自然界の法則を超えた魂レベルの「法則」と「規定」

講座テキストはもちろん、アリス・ベイリーの『秘教治療(上・下)』と、神尾先生オリジナルテキストを使って進みます。

世の中「魂レベル」という言葉はよく目にしますが、本当に「魂」についてここまで論理的に系統立てて解説されている本は他にないでしょう。

秘教の勉強をしていると、既存の価値観がぶっ壊れて思考のOSが入れ替わっていくのがわかります。

「エソテリック・ヒーリング年間講座」第11回目の報告

まずはじめに、『秘教治療』の全体像を把握するために、上下巻の目次を書き写してみました。(長いです)

『秘教治療』目次

【上巻】

序文

第一部 病気の根本原因

第一章 病気の心理的な原因

1 情緒欲求性質に起因する原因

  1. 無統御で誤調整された情緒
  2. 抑圧された、もしくは手に負えない欲求
  3. 心配と苛立ちによる病気

2 エーテル体に起因する病気

  1. 過密
  2. 調整と統合の欠如
  3. センターの過剰刺激

3 メンタル体に起因する原因

  1. 間違ったメンタル的な姿勢
  2. メンタル的な狂信、想念形態の支配
  3. 挫折した理想
  • 聖なる治療技術
  • 放射治療のための準備的な規定
  • 健康に関する三つの主要な法則
  • 病気の原因についての要約

4 弟子道の生活に起因する病気

  1. 神秘家たちの病気
  2. 弟子たちの病気
  • センターと腺組織
  • 7つの主要センター
  • 肉体、現象的な外観
  • 7つの主要センター(続き)
  • エーテル体と神経系と内分泌系
  • 特定の部位に生み出される結果
  • センターの刺激不足と過剰刺激の影響

第二章 集団生活から生じる原因

1 過去から受け継がれてきた人類の病気

  1. 性病と梅毒
  2. 結核

2 はっきりと感知できない惑星状態に起因する病気

3 民族と国家の病気

第三章 私たちのカルマ的な負債

1 個人のカルマ的な負債

2 7つの光線別のカルマの原因

第四章 いくつかの質問に対する答え

【下巻】

第二部 治療の基本的な必要条件

第五章 返還の過程

1 死の性質

  • 死に対する恐怖心
  • 死の定義
  • 死の目的
  • 死ぬ術

2 返還の行為

  • 撤退する魂が直面する要素
  • 火葬を勧める2つの大きな理由
  • 死で起こる一連の出来事

3 重要な二つの疑問

第六章 除去の術

  • 死後すぐの活動
  • デヴァチャンの経験
  • 治療の十番目の法則

第七章 統合の過程

  • 統合の意義
  • 魂のマインドの状態
  • パーソナリティーの想念形態の除去

第三部 治療の根本法則

第八章 法則と規定の列挙と応用

  • 法則Ⅰ
  • 法則Ⅱ
  • 規定1
  • 法則Ⅲ
  • 法則Ⅳ
  • 規定2
  • 法則Ⅴ
  • 規定3
  • 法則Ⅵ
  • 法則Ⅶ
  • 規定4
  • 法則Ⅷ
  • 規定5
  • 法則Ⅸ
  • 規定6
  • 法則Ⅹ

第九章 7つの治療方法

  • 7つの光線エネルギー
  • 治療家と患者の光線
  • 7つの治療テクニック

索引

法則と規定

目次を見ると、第八章には「法則と規定」がずらっと列挙されています。今回のテーマです。

「法則」とはなにか。「規定」とはなんなのか。

原著では元々どういう単語なのかも気になります。

先日購入したばかりの英語版『Esoteric Healing』を見てみると、法則は[law]規定は[rule]となってました。ロー&ルール。なるほど。「規定」より「ルール」のほうがわかりやすい?

本文を少し読んでみましょう。せっかくなんで、英文も。

法則とは何であろうか、我が兄弟よ。それは、最高に偉大なものの意志と目的を(小さきものとそれよりも重要なものの両方に)課すことである。

したがってそれは、人間の認識範囲を超えたところにある。人間はいつの日にか、すべての自然法則にはより高位の霊的な相応物があることを学ばなければならない。これらについて私たちは近いうちに探求することになるであろう。

What is law, my brother? It is the imposition (upon both the lesser and the more important) of the will and purpose of that which is superlatively great.

Therefore, it lies beyond man’s ken. Man has some day to learn that all the law of nature have their higher, spiritual counterparts, and of these we shall shortly be in search.

『秘教治療(上)』p.50/『Esoteric Healing』p.30

一般的な物理法則などを超えたところに、人間の認識範囲を超えた「高位の法則」が存在する……。すごいですね。それが『秘教治療』のなかにあるんですよ奥さん!

列挙された法則と規定の数は、法則が10個、規定が6個

秘教にでてくる数字には意味があり、重要なメッセージが隠されているのです。

7+3=10(ここテストに出るよ!)

続いて、下巻の第八章(p.181〜)から、「法則と規定」の一部を抜粋。

法則(Ⅰ〜Ⅹ)

  1. すべての病気は魂の生命が抑圧された結果である。
  2. 病気は三つの影響力の産物であり、それらに影響される。
  3. 病気は人間の生命エネルギーの基本的な集中化がもたらす結果である。
  4. 肉体的なものも心理的なものも、病気の根源は善いもの、美しいもの、真なるものにある。
  5. エネルギー以外のものは存在しない。なぜなら、神は生命だからである。
  6. 魂の建設するエネルギーが肉体内において活発なとき、健康で、相互作用は清らかで、正しい活動が行われる。
  7. 生命つまりエネルギーが、妨げられることなく、正しい方向づけを通してその凝結物(関係する腺)へと流れたとき、形態は反応し、不健康は消える。
  8. 病気と死は二つの活発なフォースがもたらす結果である。
  9. 完全は不完全を表面に呼び起こす。善は常に時空間内における人間の形態から悪を追い出す。
  10. おお弟子よ、子から母への呼びかけに耳を傾け、それに従いなさい。形態はその目的を果たし終えたという言葉が発せられる。そのとき、マインドの原理が準備を整え、その言葉を繰り返す。待っていた形態がそれに応え、衰退する。魂は自由になる。

規定(1〜6)

  1. 治療家は、助けようとする人の思考もしくは欲求の内的な段階を知るよう自らを訓練しなければならない。
  2. 治療家は生活の純粋さを通して磁力的な純粋さを達成しなければならない。
  3. 治療家は必要とされるエネルギーを、必要とされるセンターに集中しなければならない。
  4. 確認された外的な症状に基づいた、病気の注意深い診断は次のように簡略化されるであろう。つまり、ひとたび関係する器官を突き止め、特定したならば、それに最も密接に関係するエーテル体のセンターにオカルト的な治療方法が施されるようになるのである。
  5. 治療家は自らの魂、ハート、脳、手をつなぐよう努めなければならない。
  6. 治療家と治療グループは意志を抑制しなければならない。用いなければならないのは意志ではなく、愛である。

磁力ヒーリングと放射ヒーリング

規定5(下巻 p.305〜)には、具体的なヒーリングテクニックについての記述があります。

「手のひらからぶぁーーっ」とは書いてません。

磁力ヒーリング(磁力治療)下巻 p.312

秘教治療

魂、ハート、脳、手をつなぐ三角形が描かれています。

放射ヒーリング(放射治療)下巻 p.319

秘教治療

魂、脳、ハートの三角形。おや、「手」がないですねー?

講座ではさらに、「愛の方程式」も学びました。愛情ではく、「愛」のほうです。

愛=A(完全な〇〇)+B(すべてを網羅する〇〇)+C(聖なる〇〇)

まだまだ掘り下げたいところではありますが、すでに3000文字オーバーしてるので今回の報告はこの辺で。次回はいよいよ最終回でございます。

エソテリック・ヒーリング

最後までお読みいただき有難うございました。

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