「あらゆる承認を他に求めない」FBで毎日トランス・ヒマラヤ密教入門まとめ(6)

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トランス・ヒマラヤ密教入門

6週目のテーマは、「思索の糧、難解な教え、死、喜び、無関心、承認、奉仕者と奉仕」の7つです。

それでは、Facebookで毎日『トランス・ヒマラヤ密教入門』まとめ。いってみましょう。

毎日『トランス・ヒマラヤ密教入門』1週間分まとめ
2019年3/10(日)〜3/16(土)

2019/03/10

【思索の糧】
Foods for Thought

大きな竜巻の中心には平安の点がある。嵐はそのようなものである。それを見つけ出すことはできる。人生のあらゆる嵐においてそうである。

あなたが木の葉にならなければ、嵐は平安へと導くであろう。

アリス・A・ベイリー
『トランス・ヒマラヤ密教入門 第1巻 ─ 人間の本質』p.62
出典『新時代の弟子道』

自ら「台風の目」に身を置くことで平安へと導かれる。風に舞う木の葉になってはいけない。

2019/03/11

【難解な教え】
Abstruse Teachings

簡潔だからといって、その表現が平易で直接的だからといって侮ってはならない。秘教的な教えが難解で回りくどいものになるのは避けられないことであり、理解するために「秘教的感覚」(それが何を意味するかにかかわらず)を常に使うことが必要であると見なす傾向がある。

しかし、教えが進歩すればするほど、簡潔に表現されることが多くなる。難解に思われるのは──教師の提示方法にあるのではなく──学ぶものが無知だからである。

アリス・A・ベイリー
『トランス・ヒマラヤ密教入門 第1巻 ─ 人間の本質』p.64
出典『秘教治療』

わかりやすい文章って深く考えずに読んでしまいますが、侮ってはいけないということです。

澄んでいる川ほど浅く見える。

2019/03/12

【死】
Death

毎晩、睡眠中に私たちは死に、物質界から脱し、別のところで生き活動していることを人々は忘れがちである。人々は肉体から脱する能力をすでに獲得していることを忘れている。脱したときの、そしてその後の活発に活動する期間の記憶を肉体脳の意識に持ち帰ることができないため、死と睡眠を関係づけることができないのである。

死とは結局のところ、物質界で機能する生活における長い幕間でしかない。長い期間「外出」するだけのことである。毎日の睡眠と死は似ている。しかし、次の点で異なっている。睡眠中は、生命力が流れる磁力的な糸、つまりエネルギーの流れはそのまま保たれており、それが肉体への帰還の道になっている。

しかし、死においては、この生命の糸は切断される。この切断が起こったならば、意識的な実体は濃密な肉体に帰ることはできず、その肉体は凝集の原理を欠くため分解する。

アリス・A・ベイリー
『トランス・ヒマラヤ密教入門 第3巻 ─ 意識の進化』p.134
出典『ホワイト・マジック』

死と睡眠、よく似ていますね。引用文にある「生命力が流れる磁力的な糸」というのは、スートラートマのことで、これは起きているときはもちろん睡眠中もつながっている生命の糸です。この糸がプツンと切れたときが「死」と呼ばれる現象です。

寝ている間のことを覚えていないのは、もう一本のアンターカラナ(アンタカラナ)と呼ばれる知覚力を与える糸が一時的に離れているからです。

2019/03/13

【喜び】
Joy

この忍び寄る怠惰を治す唯一の方法は、肉体を無視し、活発に奉仕することに喜びを見出すことである。しかし、私はここで明確な病気や深刻な肉体的障害のことを言っているのではない。

これらに対しては、的確な治療と注意が適切に与えられなければならない。私は、自身の世話に心を奪われ、人類への奉仕に与えることのできる時間を浪費している非常に多くの患っている人々のことを言っているのである。

アリス・A・ベイリー
『トランス・ヒマラヤ密教入門 第4巻 ─ 真理の実践』p.33
出典『キリストの再臨』

肉体を無視し、活発に奉仕することに喜びを見出すこと。他者貢献の精神ですね。

過剰に自身の健康状態に意識を向けることなく、関心の軸足を「全体」に置きながら、バランス良く「自分」と向き合っていきたいものです。まだまだ修行中。

2019/03/14

【無関心】
Indifference

あなた方に必要な聖なる無関心について学びなさい──自分自身への無関心、自らのパーソナリティー的な興味や好き嫌いへの無関心、自らの不安や心配や成功への無関心。

アリス・A・ベイリー
『トランス・ヒマラヤ密教入門 第4巻 ─ 真理の実践』p.49
出典『新時代の弟子道』

出典は違いますが二日続けて同じようなメッセージですね。聖なる無関心。自分自身のことに意識を向けすぎるなと言っています。

2019/03/15

【承認】
Recognition

完全に根絶され破壊されなければならない第三の性質は、承認に対するあらゆる反応である。その承認が、世間の人々から与えられるものであれ、他の弟子たちや大師からのものであれ。

どのような承認が与えられなくても働く能力、行った活動の報酬を他の人々が主張するのを静観する能力、個人の弟子やグループが始めた善行が他の人々の手柄になってもそれに煩わされない能力、これらはハイラーキーの働き手である印である。

大師は最初の刺激を与え、指導し監督するが、自らの弟子たちが行った仕事に対する承認を受けることはない。弟子は大計画を実行し、責任を負い、善し悪しかれの代償、つまり行動のカルマ的結果を支払う。そして、人々の承認を得る。

しかし、──弟子が承認を求めず、結果について考えなくなり、そして、個人の弟子としての仕事に対する世間の反応に煩わされなくなるまで──より高位のイニシエーションを受けるために、さらに前進しなければならない。

アリス・A・ベイリー
『トランス・ヒマラヤ密教入門 第3巻 ─ 意識の進化』p.89
出典『光線とイニシエーション』

他者から認められたいという気持ちは、誰でも持っていると思います。

しかしそんな承認などを得られなくても、自らの仕事を進め、世間の反応を気にせず淡々と働く能力が求められているのです。

「完全に根絶され破壊されなければならない」…あらゆる承認欲求に対し、パワフルに否定しています。

2019/03/16

【奉仕者と奉仕】
Servers and Service

奉仕は、マインド、情緒、エーテル体にどのような効果をもたらすのであろうか。

奉仕そのものは明確に、重大な内的出来事の結果である。そして、この結果が生じたとき、多くの創造的な二次的原因が生じることに気づくであろう。

それらは主として、低位意識での変化、注目がパーソナリティーに関するものからより大きなグループの問題へと向く傾向、現実的な表現に富むものへの方向転換、そして(創造的な活動を通しての)ダイナミックな新しい何かの表われである、状況を変える力として表われる。

アリス・A・ベイリー
『トランス・ヒマラヤ密教入門 第2巻 ─ 生命としての地球』p.138
出典『秘教心理学』

個から全体へ。意識をパーソナリティからより大きなグループへ。

「奉仕」は秘教の一貫したメッセージですね。

以上、今週もお読みいただき有難うございました。

思いつきで始めた「Facebookで毎日トランス・ヒマラヤ密教入門」も、最後の週に突入しています。3/23(土)が更新ラスト。まとめはあと1回。

日々Facebookにアップする内容は事前に決めているわけではなく、ページをめくった瞬間にハッとしてGoodきた文章をそのまま投稿しています。

なんだか今週はセレクトの傾向が似てますね。

エソテリック・ヒーリング年間講座(第11回目)の講座報告も近日中にアップします。

漫画のネタを考えなくては……。

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