「孤独であるとき魂の薔薇は花開く」FBで毎日トランス・ヒマラヤ密教入門まとめ(5)

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トランス・ヒマラヤ密教入門

あっという間に5週目です。今週も、Facebookで毎日『トランス・ヒマラヤ密教入門』まとめ、いってみましょう。

テーマは、「孤独・イルミネーション・大師・イリュージョン・瞑想・色彩・仏陀」です。ほー。

毎日『トランス・ヒマラヤ密教入門』1週間分まとめ
2019年3/3(日)〜3/9(土)

2019/03/03

【孤独】
Solitude

計画を感知し、大師に役立てられるようになるために弟子が育成すべき主要な状態の一つは、孤独である。

孤独であるとき、魂の薔薇は花開く。
孤独であるとき、聖なる自己は語りかけることができる。
孤独であるとき、高位我の能力と恩寵がパーソナリティーに根づき、花を咲かせることができる。

孤独であるとき、大師は近づき、伝えようとする知識を、弟子が学ぶべき課題を、そして弟子が把握すべき仕事の方法と計画を、沈黙する魂に印象づけることができる。
孤独であるとき、音は聞かれる。

偉大なる方々は人間という道具を通して働かなければならず、計画とヴィジョンはこれらの道具の欠陥によって非常に妨げられている。

アリス・A・ベイリー
『トランス・ヒマラヤ密教入門 第4巻 ─ 真理の実践』p.50
出典『ホワイト・マジック』

◯◯大師「おーい!いいこと教えてやっぞぉ!…だめだ、騒がしくて聴こえやしねぇ。孤独なときまたくるよぉ……。」

2019/03/04

【イルミネーション】
Illumination

勤勉、専心、非常なる努力、定められた規定を長きにわたって忍耐強く遵守することによって、ある予期せぬ出来事、イルミネーション、以前は知らなかった光景を突然──肉体脳で正しく──意識するときが訪れる。

それは現実的なもので、一瞬驚かされるため、それらしい反証をどれだけ挙げても、彼が見、接触し、感じた知識を彼から取り去ることはできない。

アリス・A・ベイリー
『トランス・ヒマラヤ密教入門 第3巻 ─ 意識の進化』p.227
出典『秘教瞑想に関する手紙』

勤勉(うっ)、専心(ぐっ…)、非常なる努力(うぐッッ)、長きにわたって忍耐強く(ぐはぁあッッ!)。

道は険しい。

2019/03/05

【大師】
Masters

大師は、新入りの弟子やまだ高位のイニシエーションを受けていない人々と接触するために肉体を創ることができる。彼は通常、必要なときに瞬間的に、意志の働きによって、人間に似たこの肉体を創る。

人類に明確に関与している大師方の大半は、かつて第五イニシエーションを受けたときの古い肉体を保存している。

アリス・A・ベイリー
『トランス・ヒマラヤ密教入門 第2巻 ─ 生命としての地球』p.72
出典『光線とイニシエーション』

肉体を意志の働きによって瞬間的につくる。これを見たとき、『進撃の巨人』だ!と思ったのは僕だけでしょうか。

2019/03/06

【イリュージョン】
Illusion

今日、イリュージョンは非常に強力である。そのため、マインドを何とかして発達させていても、錯覚に基づいた巨大な想念形態に支配されていない人はほとんどいない。

この想念形態は大多数の人々の低位パーソナリティー生命と欲求性質に起因するもので、彼らから生命力を抜き取る。

アリス・A・ベイリー
『トランス・ヒマラヤ密教入門 第1巻 ─ 人間の本質』p.189
出典『グラマー 幻惑と錯覚の克服』

「イリュージョン!」といっても引田天功(2代目)じゃないよ。

イリュージョンは、情緒的(アストラル的)な人よりもむしろ知的(メンタル的)な人のマインドに特徴的なグラマーのひとつです。カンチガイの想念形態。

2019/03/07

【瞑想】
Meditation

瞑想の科学。現在、瞑想は人々に宗教的な事柄を連想させる。しかし、それはテーマに関連しているにすぎない。この科学はあらゆる人生の過程に応用できるものである。

実際にこの科学は、アンターカラナの科学に先立つ補助的な部門である。それは実際、秘教的な架け橋の建設、つまり意識内での橋渡し、の真の科学である。

この科学によって、特に初期段階においては、この建設過程が促進される。それは霊的に機能するための主要な方法の一つである。それは神へと至る多くの道の一つである。

それはまた、個人的なマインドをやがて高位マインドに、後には普遍的マインドに関係づける。それは主要な建設手法の一つであり、やがて学校や大学の新しい教育手段において優位なものになるであろう。瞑想には主に次のような意図がある。

a 高位の印象づけに対する感受性を生み出す。
b アンターカラナの最初の半分、つまりパーソナリティーと魂との間の架け橋を建設する。
c 最終的に意識の連続性を生み出す。瞑想は、光の質量を用いるため、本質的に光の科学である。

アリス・A・ベイリー
『トランス・ヒマラヤ密教入門 第4巻 ─ 真理の実践』p.114
出典『新しい時代の教育』

瞑想、してますか?(長嶋茂雄風に)

文中の「アンターカラナ」は、メンタル体と魂、そして魂と高位抽象マインドの間にある溝を橋渡しするものです。

アンターカラナの科学について、神尾先生のブログで詳しく解説されている記事があるので読んでみてください。

「アンターカラナの科学」 ~ 『新しい時代の教育』と水瓶座の時代(1)

赤坂サガスの過去記事にもアンターカラナについて書いた記事がありました。

「2本の糸」死と睡眠のちがい

2019/03/08

【色彩】
Colour

物質界に顕現している色彩は最も粗野でどぎついものである。肉眼で見る最も美しい陰影でさえ、情緒界の色彩と比べれば、荒々しく粗雑である。

他の界層のより精製された物質に接触するにつれて、様々な色彩は刻々と変化しながら、美しくなり、柔らかく、極めて美しい質感を帯びるようになる。究極の総合的な色彩に到達したとき、その美しさはあらゆる概念を超えたものになる。

アリス・A・ベイリー
『トランス・ヒマラヤ密教入門 第3巻 ─ 意識の進化』p.234
出典『秘教瞑想に関する手紙』

これ、あれですかね。安易にク◯リでぶっ飛んじゃって、アストラル界の色彩や音楽を「目の当たり」にしてしまったら、それまで考えつかなかったような絵を描いたり曲をつくったり。でも、ク◯リ、ダメゼッタイ。

2019/03/09

【仏陀】
The Buddha

仏陀はキリストが現われる約五百年前に現われた。……

仏陀は彼の時代に差し出された疑問に四諦(四つの高貴なる真理)を提示することで答えた。それは、人のなぜという問いに対する十分かつ永遠なる回答になるものである。

四諦は次のように要約できる。悲嘆と苦悩は人間が自ら作り出したものであり、望ましくないもの、はかないもの、物質的なものに欲求を集中させたことが、すべての絶望、すべての憎悪、すべての競争の原因であり、人間が死の領域──霊のまさに死である物質生活の領域──に住んでいる理由である、と仏陀は教えた。

アリス・A・ベイリー
『トランス・ヒマラヤ密教入門 第2巻 ─ 生命としての地球』p.38
出典『キリストの再臨』

四諦(したい)は、苦・集・滅・道の、仏教の四つの基本的原理です。

  • 苦諦(くたい)…迷いのこの世は一切苦である。
  • 集諦(じったい)…苦には原因がある。それは煩悩。
  • 滅諦(めったい)…苦を消滅させる真理があるんだぜ!
  • 道諦(どうたい)…悟りたいなら八正道へどうぞ。

四諦の「諦」は、諦める(あきらめる)と読みますが、「諦」は仏教で真理や悟りを意味するといいます。つまり、「諦めたらそこで試合終了」ではなく、「ちゃんと諦めてからが人生スタート」かもしれませんね……。(遠い目)

以上、今週もお読みいただき有難うございました。

このまとめは全7回の予定ですので、残すところあと2回。赤坂サガスFacebookの毎日更新は3/23(土)がラストになります。チェックしてみてくださいね。ではまた。

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