『魂の光』第三の書 スートラ47(p.347-349)
感覚の支配は、それらの性質、特有の属性、自我性、浸透性、有益な目的への集中した瞑想によって達成される。
自身の認知能力や生来の特徴、また自我意識と感覚器官の目的との相関にサンヤマを施すことによって、これらに対する支配が得られる。『インテグラル・ヨーガ』
スートラ44では主に、客観性とすべての元素がとる五つの形の性質について述べられていた。このスートラでは、主観的なもの、そして形態に接触してそれを特定の目的へと向ける精妙な装置について述べられている。
ここで述べているインドリヤつまり感覚を、ヒンズー教の哲学者は通常、五つではなく十に分けている。彼らは感覚を二つのグループに分けている。
一つは目や鼻のような感覚器官と呼ばれるものであり、もう一つは、目を見えるようにし、鼻を嗅げるようにする能力である。
したがって、感覚を考慮する際には、五つの関連において学び、アストラル界とメンタル界におけるその対応物との関係においてもそのようにすることになる。
p.348
感覚の支配は、それらの性質、特有の属性、自我性、浸透性、有益な目的への集中した瞑想によって達成される。
- それらの性質…それぞれの感覚を二つの側面(外的な道具としてと、内的な能力として)から研究する。
- それらに特有の属性…感覚の特質を学ぶ。
- 自我性…「私」という意識を生む能力。人間の顕著な特徴。五感の解釈者であり、マインド(第六感覚)を生じさせる。
- 浸透性…すべての感覚は無限に拡大させることができる。各々の感覚を意識的に活用することで、三つの主要な方向(すべてのものの中心である神のハート、同胞との密接な意思疎通、すべての形態との接触)へと導かれる。
- 有益な目的…五つの感覚と五つの元素との関係を理解する。波動の法則を研究し、修得したとき、アデプトは自らの性質の全能力を有益な目的に向けることができるようになる。
さわやか朝ベイリー。良い一日を。