『魂の光』第二の書 スートラ38(p.206-207)
不節制をしないことで、エネルギーが得られる。
禁欲(ブラフマチャーリヤ)に徹する者は、精力を得る。『インテグラル・ヨーガ』
不節制は通常、動物性質の生命力つまり活力の浪費と見なされている。
物質界において創造し、種族を永続させる能力は、人間にできる最高の肉体的行為である。
放蕩生活と不節制による生命力の浪費は、肉体に対する大きな罪である。
それは、生殖行為の重要性についての認識、低位の欲求や快楽に抵抗する能力、自己統御が欠如していることを意味している。
この欠如の結果として、現在、人類家族全体に健康水準の低下が見られ、病院は満員になり、病んだ虚弱で無気力な男女と子供に至るところに見られるのである。
エネルギーはほとんど蓄えておらず、そのため、「浪費」と「放蕩な人々」という言葉はまさに教訓になるものである。
p.206
大切なのは自己統御。不節制により生命力を浪費することなく、エネルギーを蓄えること。
エネルギーを真に蓄え、不節制をしないことによって、ヨギは言葉と音の使用を通してメンタル界における創造者になり、低位センターの活動で浪費されるエネルギーが集中され、魔術師の偉大な創造的仕事へと変性される。
p.207
わかりやすい、『インテグラル・ヨーガ』の解説。
禁欲を守ることよって、肉体的なエネルギーだけでなく、心的・道徳的・知的なそして最終的には霊的なエネルギーを温存することになる。
温存された性エネルギーは“オージャス”と呼ばれる精妙なエネルギーに変わる。これは人格的な磁気のようなものである。
それが人格全体を調整し、神経を鍛え、知力を増して、心を穏やかにする。
p.231
ああ禁欲。
不節制、ダメゼッタイ!(小声)