『魂の光』第三の書 スートラ34(p.315-317)
マインド意識についての理解は、ハート・センターへの一点集中した瞑想によって生まれる。
心臓にサンヤマをなすならば、心の働き〔チッタ〕を知ることができる。『インテグラル・ヨーガ』
人の子らと動物王国との違いは、人間には知性と合理的な推論するマインドがあることである。そのため、不朽の知恵、世界の秘密の教義では、人間はしばしば「マインドの子」と呼ばれるのである。
人々に個人性の感覚、分離したアイデンティティーの感覚を与えるのはこれであり、彼らをエゴにしているのはこれである。
松果腺に位置する脳の中心に、魂の家、神の生命の前哨、純粋なる霊的な火の閃光があると言われている。
これは、モナドつまり在天の父から向けられる純粋な霊的生命が接触する最低点である。それはスートラートマ──様々な鞘をつなぎ、高位界層にあるモナドから、メンタル界の高位レベルにある魂を経由して、肉体へと至る糸──の終着点である。
この神の生命は三重であり、父と子と聖霊のエネルギーを結びつけており、そのためすべての界層における人間性質のあらゆる部分の完全な機能を、そしてすべての意識状態を生み出す原因にもなるものである。
この三本の糸つまり道からなる撚り糸の最初の一本は生命と霊とエネルギーを与えるものである。
二本目は意識つまり知性の様相を担っており、接触に反応して反応を進展させる霊の力をもたらすものである。
三本目は物質つまり肉体様相の生命に関係している。
p.315-316
三本の糸
- 生命と霊とエネルギーを与える。
- 意識、知性の様相。
- 物質、肉体の様相。
第一様相はモナドを経由して松果腺──人間の中で霊が宿るところ──に達する。第二様相つまり意識様相はエゴを経由してハート・センターと接触し、第三様相つまりスートラートマの第三の部分は脊柱基底センターにつながっており、それはパーソナリティーや肉体の活動を生み出す主要な源である。
p.316
第二様相
エゴ
│
ハート・センター
ヘッドの発達とヘッド・センターの活用によって、意志が機能的に活動するようになる。それは霊の特性であり、目的と統御を発揮する。
ハート・センターの開花と活用によって、同様に愛と知恵の様相が活用され、人間の生活と働きにおいて神の愛が表現されるようになる。
p.317
『魂の光』ではハート・センターと訳しているところを、『インテグラル・ヨーガ』では心臓。これって解釈の様相が違うってことかなー。