『魂の光』第一の書 スートラ16(p.47-49)
特質つまりグナから解放されたとき、この無執着を達成した結果として、霊的人間についての正確な知識が得られる。
プルシャ【真の自己】を実現することによって、グナ【自然(プラクリティ)の構成要素=静謐(サットヴァ)・活動(ラジャス)・惰性(タマス)】に対してさえ渇望が失せてしまったなら、それが至上の無執着(ヴァイラーギャ)である。『インテグラル・ヨーガ』
三つのグナすべてを使い、形態の使用を通して完全な経験を獲得し、対象や形態への執着を通して意識と知覚と認識を発達させ、すべての手段を活用し終えたとき、(ロゴスとしての、もしくは人間としての)霊的人間はそれ以上それらを使う必要はなくなる。その結果、グナから自由になり、執着の結果として形態をまとうことはなくなり、今の私たちが推測しても無駄な新しい意識状態へと入るのである。
p.49
三つのグナ(物質の特質)
1 | サットヴァ | 霊のエネルギー モナド |
父 | リズムつまり調和のとれた波動 |
2 | ラジャス | 魂のエネルギー エゴ |
子 | 機動性つまり活動性 |
3 | タマス | 物質のエネルギー パーソナリティー |
聖霊 | 惰性 |
自然(プラクリティ)の構成要素
- 静謐(サットヴァ)
- 活動(ラジャス)
- 惰性(タマス)
サットヴァ、ラジャス、タマス。霊、魂、物質。
勢いで覚えておこー。グナグナグナ。
最後に、『インテグラル・ヨーガ』から引用。
その至上の離欲(ヴァイラーギャ)が、一度でも、ただの一秒でも訪れたならば、あなたはその喜びを体験する。だからこそわれわれは、毎日、しばし瞑想の時を持つように努めるのだ。
『(新版)インテグラル・ヨーガ』p.65