批判は猛毒である。

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批判は猛毒である。それは、どのような場合であれ、結局は──有声での方向づけという事実により──批判する者自身に損害を与え、それ以上に、批判された人を傷つける。

動機が純粋で、真に愛し、かなりの程度無執着であるならば、攻撃される人の精妙な諸体は傷つけられないかもしれないが、肉体への影響は明確である。もし肉体に弱点や限定があれば、向けられた毒はそこに集中されるであろう。

無言の批判は非常に危険である。なぜなら、それは個人に向けられなくても、強力に集中された力強いものだからである。それは絶えず、しっかりとした流れとして、嫉妬、野心、高慢、信念の翼に乗せられ送り出される。

つまり、状況を想像し、自分はそれを把握しているという高慢と、批判する自分は正しく理解できる立場にあり、──もし適切な機会が与えられるならば──正しく活動できるという信念である。

アリス・A・ベイリー『トランス・ヒマラヤ密教入門 第4巻 真理の実践』(出典:秘教心理学II)

いつものように本をめくって、気になる文章をチョイスしています。

今日は『トランス・ヒマラヤ密教入門』の第4巻89頁、『秘教心理学II』からの引用で、「批判」について。

批判は猛毒…。無言の批判は非常に危険…。うーむ、言葉と心を定期点検しないといけませんね。「信念の翼」に乗って批判ばらまいてたら嫌よね。テロよね。公害よね。

ただ、本当に必要なとき、声をあげるべきときに、個人的な都合を優先して口をつぐむのはちょっと違う気がしますが。難しいところです。

さらに、こんな文章も。

批判は、破壊的になるのを許さない限り、健全なものである。

『新時代の弟子道I』

そんなこんなで、アリス・ベイリーの本を読むまとまった時間がなくても、短い時間を活用してブログに文字を打ち込むだけでもゼロよりはいいかなと思っています。(ゼロとイチの差はでかい!)

ついでに今日の作業を分解してみると

  1. パラパラとページをめくって、本全体の雰囲気をつかむ
  2. 気になるところをざっと読む
  3. 声に出しながら文字入力をする
  4. 入力ミスがないか一語一句確認する
  5. 最後にもう一度、味わいながら熟読する

だいたい、こんな感じでした。わっしょい。

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