先日、何年かぶりに『しおA字フライ』を食べた。
なんのことやらよくわからないという人は、おそらく道民ではないはずだ。
『しおA字フライ』は、アルファベットと数字の形をした、北海道だけで販売されているビスケットのことである。甘さと塩加減のバランスが絶妙で、シンプルで懐かしい味がする道民のソウルフードだ。
道民的に言うなら、なんぼでも「食べらさる」クセになる味である。
正直、このブログでお菓子のことなど書くつもりはなかった。今も迷っている。ブログの趣旨とは全く関係がない上に、いちおう対外的には「糖質制限」をしていることになっている。
しかし止むに止まれず僕の両手は、MacBookAirのキーを割れんばかりの音を立てながら叩き続けている。なぜなら、この記事を見つけてしまったからだ。
記事を読んで、驚いた点が2点ある。
ネットの世界では「すべてのアルファベットが存在するのか?」といった話題が取り上げられている。
今も工場に立つ製造課次長の犀川晃さん(72)に尋ねると「全部はありません」という返事だった。「不良品と思われないよう、割れやすい字や、こげやすい字は避けています」
割れやすい字の代表が「I」や「L」で、こげてしまうのは、端っこの焼き色が濃くなってしまう「J」「K」など。ビスケットになったのは丸形や四角形の字が中心で、アルファベットでは26字中16字、数字は4種類だ。
この他にもう一つの「字」がある。「&」のように見えるが、犀川さんは「アンドではない」と言う。「ただ、これが何なのか、わかる人間がもういないんです」
一つだけ残る永遠に解けない謎。これもまた、しおA字フライビスケットの魅力だ。
1.アルファベットと数字が全種類あるわけではなかったこと。
製造の過程で割れそうな文字、例えばIやL、数字の1などは最初から含まれていないというのだ。これにはショックだった。
「わ〜い、自分の名前(YOSUKE)作ろ〜っ」て童心に返って必死で探してみても、どうりで見つからないわけだ。Yの時点でつまずいていたのだから。
2.「&」が「アンド」じゃないということ。
このどう見ても「&」な形は、「アンド」ではないという。あくまで、謎の文字だと言い張るのだ。この件について、真相を知る人間は社内にもういないという。
ツッコミどころ満載の『しおA字フライ』。北海道へお越しの際は、ぜひご賞味いただきたい。その辺で売ってます。(雑)
追伸。これ、絶対「アンド」でしょ!?