アーヴィン・ラズロ博士のメッセージ

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昨日、神尾学先生がFacebookでシェアされていた、アーヴィン・ラズロ博士のWorldShift Kyoto Forum2018でのビデオメッセージ。

世界の現状とパラダイムシフト、さらに日本人へ向けての深くて熱いメッセージ。多くの人に観ていただきたい動画です。

じっくり言葉を味わうために、動画を貼らせていただき、字幕そのままですが文字に起こしてみました。

動画は12分弱です。ぜひ、ラズロ博士の魂を感じてみてください。

アーヴィン・ラズロ博士とは

1932年生まれ(現在86歳!)。ハンガリー生まれの哲学者、未来学者。

イエール大学、プリンストン大学、ニューヨーク州立大学教授、ユネスコ顧問等を歴任。10代半ばには、ニューヨークでピアニストとしてもデビューし活躍。名誉博士・賞・著書多数。

出典:アービン・ラズロ著『マクロシフト』文春ネスコ

世界の現状とパラダイムシフトについて

日本の人々へのメッセージ

この素晴らしいワールドシフトフォーラムに協力できて大変嬉しく思います。このフォーラムは、今まさに必要とされる内容が込められ、まさにワールドシフトです。

私たちの内なる意識、行動、存在そのものをシフトさせることで、世界がシフトします。世界にとって、そのシフトが必要です。

世界は表面的には何も変化がないように見え、我慢できない気持ちになるかもしれません。当初私は、2012年を一つの目標として、シフトに向け働きかけてきました。

世界がシフトするレベルには至りませんでしたが、多くのポジティブな変化はありました。第一の変化は、多くの人々の深い部分で、「何かがおかしい」という認識が芽生えたことです。

それは、自然との関係、人々との関係、社会との関係、すべてにわたります。平和はより多くの人々に必要になっています。

私たちは今まで来たやり方で、これからも続けていくことはできません。教育の分野ではいまだ、旧式で無用となった考え方が続いています。科学そして宗教の分野においても然りです。

政治の分野も同様です。政治システム、リーダーの考え方は旧態のままです。自国のことだけを最優先し、他国のことは顧みないやり方は、依然として続いています。

これらは、変わるべき古いものや、新しいやり方に抵抗しています。構造的な変化に対して抵抗し、また実際の人々の行動の変化に対して抵抗しています。

一方で、カルチャーには変化が起きています。若者たちは良き変化を起こそうとしています。以前より多くの人が、ワンネス、ホールネス(全体性)、愛を広げることについて語っています。

これらはすべて、社会の最先端と変化の象徴です。私たちの仕事は、この変化を社会のメインストリームに押し上げることです。

この変化の情報を拡散し、若者たちの文化の先端に火をつけることで、新しい、知性的でスピリチュアルな文化が主流になります。

変化はこのように起こすことができるのです。やがて人々はその変化を理解します。私たちが世界に変化を起こすのです。さて、私たちが変えなければいけないものとは何でしょうか?

近年私は、「意識」、「リアリティ」、そしてこの宇宙に存在する「知性」について書いてきました。

私たちは自分達の意識を変え、リアリティ(現実)とは何かの理解を変える必要があります。

私たちは、新しい包括的理解、自他や自然とのつながりの感覚を作りあげられるのです。これは科学の最先端の知見からも裏付けられるのです。

伝統的な科学の考え方は、この宇宙そして私たちが存在するのは、偶然の結果というものですが、しかしそれは本当ではありません。

科学の最先端では、それとは異なる見解が示されており、それは、この世界はランダムで偶発的な作用で出来たものではない、ということです。

私や、量子物理学者のマックス・プランク、アインシュタインなど、多くの科学者たちは、それを高次の精神、創造原理と呼んでいます。

マックス・プランクが言ったように、量子と中性子の波動を保ち結合させている、何か高次の精神と呼べるようなものが、この宇宙に存在するはずです。

アインシュタインの言葉のように、自然界の法則について研究を極めた者ほど、この宇宙には圧倒的に高い知性が存在することを感じています。

このような認識は今、世界中に広がっています。しかしながら問題は、その高次の知性を無視したり、また逆に崇拝したりすることです。

大事なことは、この宇宙を、生きた存在、知性である、と認識することです。現在の世界的な事象にはその根底に方向性があり、私たちはこれに動機付けられています。

私たちには地球と宇宙の進化の方向性が必要であり、それは、多様でありつつも、統合に向かって共鳴することです。

人類の理性がこの高次の知性・原理を無視すれば、すべては統合せずバラバラになってしまいます。

本当のリアリティ(現実)は全体性に向かい、統合に向かって進んでいますが、表面的には、人類は逆行しています。暴力、反目、近視眼的な目標に向かっており、私たち自身が宇宙の高次の知性の一部であることを認めないのです。

この宇宙に対する認識は、世界の若者たちのハートには近いものでしょう。特に日本の若者は、日本文化のルーツに戻り、自身を自然の一部とみなすことができるでしょう。

自然とはすなわち全体性であり、宇宙が進化する方向性です。日本にはすばらしい伝統があり、自然とコミュニケーションする感性があります。

日本は、生ける宇宙に囲まれ、そこにはすべてが生きていて、皆様は何千年もこの一部でした。文化の西洋化で、その感覚は表面的には失われましたが、皆様は、ワンネス、この偉大な進化の一部であるという感覚を取り戻すことができ、それは優れた革命のやり方です。

あなた方は表面的に分断されているだけなので、一つにまとまることができます。人類社会は、互いに分断され、宇宙とも分断されています。

皆様が周囲の人々と協力し、生活を変え、自然と一体となるよう変化することで、世界がそれについてきます。

人類はなかなか変化しませんが、変化の基準は水面下で進んできています。私たちの仕事は、私たち自身と、そして互いに、ワンネスになることです。

そして、その変化がこの先にあることを世界に示すことです。私はその変化が起こることを確信しています。

出典・引用元:WorldShift Kyoto Forum2018 Dr.Ervin Laszlo’s message

(C)2018 WorldShift Network Japan




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