深めれば皆ひとつ。七芒星を眺めながら考えたこと。

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パーソナリティ同士が、言葉によってAをAのまま純粋に伝えることは難しく、多くはA’などの「Aっぽいもの」として、その人なりのフィルターを通して解釈することになる。

ただ、Aが、BやCなどの「そう遠くない理解」ならともかく、場合によってはX,Y,Zなど、意図したものとは遠い意味合いで届いてみたり、ひっくり返って伝わってしまうことも往々にしてある。

深めれば皆ひとつ

先日、イラレで七芒星の図を作っていた。

七芒星

じっとこの絵を見つめる。「自分」という意識が先端にあるほど、人は人との間に距離を感じ、孤立を創造し、他者との違いに敏感になり、見えない壁をつくる。

次第に、この星が「木」に見えてきた。

独立した自分だと思っていた一枚の葉っぱは、よく観ると同じ枝でつながっていた。さらに心を開いて観察してみると、それぞれの枝は同じ幹から伸び、同じ根っこから栄養を受け取っているのがわかる。

隣にはまた明らかに「他人」のような顔をして、同じような木が生えていた。しかしそれも、土によってつながっていることを知る。その土さえも同じものからできている。「違い」など最初からなかったのだ。

階層の構造的同一性

図は、階層の構造的同一性。神尾学先生の『人間理解の基礎としての神智学』p.74の図を元に作図。

七芒星右上の、「意識」についての説明を同書より引用させていただきます。

個別意識とは、自己以外の他者すべてを、利害関係を異にする別々の存在とみなす意識のあり方です。

グループ意識とは、利害関係を共にする仲間の範囲内では、個別意識を捨ててその集団のために奉仕する意識の状態です。

絶対意識とは、すべての存在との一体性を感じ行動する意識のあり方です。

つまり個別意識では「私だけが良ければいい」というのに対し、グループ意識では「仲間は大切」となり、さらに絶対意識では小さな私という感覚はなくなって「すべてが一体」と感じられる状態になるわけです。

一時期毎日のように瞑想をし、禅道場にも通ったことがあったが、ここ最近は改まっての瞑想はサボっていた。先日久しぶりに、ちゃんとお香を焚いて、ベタなヒーリングミュージックを流しながら、15分ちょっと瞑想した。何かが溶けて、流れていく。やっぱり瞑想はいい。

つくった七芒星は、スクロールしていくと画面右下にうっすら浮かび上がってくると思います。それを押すとページ上部に戻るというもの。ただの「↑」では味気ないので、「☆」にしてみました。ただそれがやりたかったのです。

参考・引用


人間理解の基礎としての神智学
神尾学(著)/コスモスライブラリー (2006/3/1)




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