魂とその進化のメカニズム『EH(秘教治療)年間講座』第7回目の報告

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アリスベイリーによろしく

第7回目のエソテリック・ヒーリング年間講座のテーマは、「魂とその進化のメカニズム」でした。

正直言って、エーテル体やアストラル体の話と違ってイメージがわきにくい。日常生活から遠い場所にあるような気がします。

僕は秘教を勉強するとき、自分の理解や体験が追いついていないところは、ひとまず壮大なファンタジーとして捉えるようにしています。

それに、映画や小説と思ってみたら、秘教の世界観ってめちゃくちゃ面白いじゃないですか。

理解を保留にできるのは、ある意味秘教の情報を信頼しているからこそとれるスタンスで、自分自身の成長と知識の蓄積を気長に待ちながら、いつか「わかった!」と言える日がこの生涯で訪れたらいいなと思っています。よろしくアリス・ベイリー!

そんなこんなで、まずは辞書で「イニシエーション」の意味を調べてみました。

イニシエーション【initiation】

特定の集団に成員として加入する際に行われる儀礼。それによって社会的・宗教的地位の変更が達成されるが、しばしば肉体的・精神的試練を伴い、その内容は外部に漏らしてはならないとされることが多い。若者組のような年齢集団への加入や成人式もその一例。加入儀礼。参入儀礼。 → 通過儀礼

三省堂 大辞林

なるほどー。

要するに、儀式的なアレですね。某宗教団体でも使われていたワードなので、先入観があると怪しい匂いがプンプンするかと思います。

そんなイニシエーションには5段階あるといわれています。(そういえば、フリーザ様も5形態?)

第1イニシエーション(誕生)は、魂による肉体の統御が達成。

第2イニシエーション(洗礼)は、魂によるアストラル体の統御の達成。

第3イニシエーション(変容)は、パーソナリティ全体から光に満ち溢れる。

第4イニシエーション(磔刑)は、苦難が連続する大いなる犠牲の人生。

第5イニシエーションを受けたあとは、このスキームの中で完璧となる……。

これらの各イニシエーションは均等の年月ではなく、第1〜2間に多くの生涯が費やされるといいます。つまり、アストラル体を完全に支配するために、多くの転生を繰り返す長い期間が必要ということです。

第一イニシエーションのとき、魂による肉体の統御が高い段階に達していなければならない。キリスト教用語で言う「肉の罪」は克服されていなければならない。もはや大食、飲酒、放蕩が支配することがあってはならない。

肉体のエレメンタルの要求に従うことなく、その統御は完全になり、その誘惑は消え去っていなければならない。魂に服従するという態度が全体として成し遂げられ、服従への自発性が極めて強くなっていなければならない。高位我と低位我の通路が拡げられたことで、肉の服従が実際に自動的なものになるのである。

トランス・ヒマラヤ密教入門(第3巻) p.107 出典:『イニシエーション』

大食、飲酒、放蕩……。

ならない、ならない、ならない……。

肉体からの要求は我慢するどころか、誘惑が消え去っていなければならない。厳しー!

漫画では、「進化のためならどんなことでもする」と宣言したおっさんは、あっさりと進化を諦めて電話を切ってしまいます。

おそらくこのあと、夜のすすきのへ繰り出したことでしょう。わかります。

そして、第一イニシエーションを終えたあとは、進化の速度は急激に上がっていくそうです。

こう聞くと、なんとなく車の運転みたいですね。ローギアで進む距離はエンジンの回転数に対して僅かなものですが、一番エネルギーを使うところ。

2速、3速、4速…とシフトチェンジしていくことで、あっという間にスピードアップして遠くまで進むことができます。ローギアに入れたままドライブなんかしたら故障しますわ。

ちなみに、『秘教治療』においてイニシエートと書かれているときは、第三イニシエーション以上の方を指すそうで、『マイトレーヤの使命』によると我らが大将アリス・ベイリーの進化段階は3.2となっています。


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