気がつけば一週間、気がつけば八月、気がつけば20時半。最近更新ペースがのんびりですが、マイペースにやっていきます。
『万引き家族』を観てきました。そうです、2回目。映画館で観る、僕的には初のリピート映画。
1回目に印象に残らなかったセリフや、見落としていたシーンもあり、ある意味初回よりちゃんと観ることができた。読書でも映画でも、すでに知ってそうなことを重ねるって大事だな。
リリー・フランキーや安藤サクラなど、どの役者も良いけど、特に松岡茉優という女優さん。この映画ではじめて知ったのだけど、眼や表情で心の内側を語る演技が素敵でした。
誰かのレビューで、「ある意味この映画は観る人の家族観が試されるかもしれない」といった言葉を目にした。僕もそう思う。
自分が育った家庭環境によっては、この映画は「あるある」でもあり、「あり得ない」も引き出すかもしれない。そのくらい、評価が分かれる作品。
何不自由なく育った人にしてみれば、万引きや泥棒などの悪事をしてしまう「背景」など知る由もないだろう。「悪い行い」はそのまま「議論の余地もない悪」であり、個々の事情なんて知ったこっちゃない。
見えない背景をみるには、想像力が必要だ。この映画を観た人はどんな感想を持ったのだろう。一人ひとり聞いてみたい。
先日、中学時代の唯一つきあいのある友人と会った時、全力で『万引き家族』をすすめた。絶対に観た方がいい映画だと。仕事休んででも映画館に行けと。
彼は「おう、観てみるわ!」と言った。確かにそう言ったのだ。
ついさっき、その友人から「映画観てきたぜ!」と報告があった。行動が早いのが彼の長所である。
『未来のミライ』面白かったらしい。人生いろいろ、映画も色々である。